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生理学研究所伊根実験室

生理学研究所伊根実験室は、生理学研究所の付属施設として京都府与謝郡伊根町に昭和61年に開設された。海生生物を用いた生理学の研究を目的とした臨海実験室として、世界的にもユニークな施設である。これまでヤリイカを中心としたイカ類を用いた神経生理学の研究で有名である。現在、ゲノム解析の対象となっている原索動物の実験にも用いられている。生理学研究所の研究者を窓口として施設の利用が可能である(現在ホームページ整備中)。

実験室は風光に恵まれた若狭湾国定公園と山陰海岸国立公園の境目の丹後半島北西端に位置する。宮津天橋立方面を望む実験室は伊根湾外湾に面し、水質の良い海水に恵まれており、実験室前の海は豊かな漁場となっている。四季を通じて豊富な日本海の海産動物を入手することができ、ヒトデ、ウニ、オタマボヤ、プランクトンなどの採集に適している。

実験室は舟屋で有名な伊根町亀島(旧伊根村)の集落から800m程離れており、静かな環境に恵まれ、落ち着いた雰囲気で研究に専念できる。

実験室には1階に水槽室、浴室、台所、居室、電気室、2階に電気生理実験室及び準備室、工作室、寝室などが設けられている。

  Fig.1

伊根実験室(京都府与謝郡伊根町)




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