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計算科学研究センター計算科学研究センターは2000年4月に分子科学研究所の附属施設であった電子計算機センターを基盤とし、生理学研究所および基礎生物学研究所からの増員を得て岡崎国立共同研究機構の共通施設として設立された。2004年4月には岡崎国立共同研究機構の自然科学研究機構への移行に伴い、同機構の共通施設に転換した。旧電子計算機センターの主要業務であった量子科学計算を中心としたプログラムライブラリーの開発と分子科学データベースの開発に加えて、計算生物学にも対象を広げて計算処理環境を提供している。 現在、200の研究グループと約700名の利用者がネットワークを介して利用しており、計算科学における世界的な研究拠点の一つとなっている。 とくに核酸中の塩基対に注目し、種々の機能性人工核酸塩基を設計・開発している。人工核酸塩基の1つであるユニバーサル核酸塩基は相対する核酸塩基の構造に呼応し、動的に構造を変化させてすべての核酸塩基と塩基対を形成する。オリゴヌクレオチドへの導入により、塩基配列に拘わらず多重鎖の形成が可能なユニバーサル核酸としての利用が期待される。また、三環性人工核酸塩基は極めて高い塩基対形成および認識能力を有し、電子顕微鏡における核酸塩基標識子としての利用を検討している。 人工核酸塩基の設計と評価には計算科学研究センターに設置された大型計算機とプログラムライブラリーを利用している。 職 員
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