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NBR事業推進室自然科学研究機構が中核機関となっているナショナルバイオリソースプロジェクト(*注)「ニホンザル」の事業推進のため,平成19年度より「NBR事業推進室」設置された。本プロジェクトは平成14年度から開始され,現在,京都大学霊長類研究所と協力して事業を推進している。 ニホンザルは優れた認知能力を持ち,高次脳機能研究に必要な動物である。本プロジェクトの目的は,このニホンザルを,病原微生物学的にも安全で,馴化の進んだ実験用動物として,国内研究者へ安定的に供給する体制を構築することである。 生理学研究所の事業推進の柱は以下の4つである。 NBR事業推進室は,事業の円滑な運営のために,参画機関や研究者コミュニティとの連携や調整,情報の集積,供給事業に関する諸手続,広報活動など,プロジェクトの実務を担当する。また,ニホンザルの生理学的,生化学的データや行動の特性,またこれまでにどのような研究に用いられてきたか等,ニホンザルに関する調査とデータベースの作成を行う。 *注)ナショナルバイオリソースプロジェクトとは,ライフサイエンス研究の基盤となる生物資源(マウス,ショウジョウバエ,メダカ,アサガオ等)について,体系的な収集,保存,提供体制の整備を目的として2002(平成14)年度に始まった国家プロジェクトです。2010年までに世界最高水準の生物遺伝資源を整備することを目標としている。 職 員
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