生理学研究所要覧
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大学院教育協力

生理学研究所は,大学共同利用機関として,人体の生命活動の総合的な解明を究極の目標とし,分子から個体のレベルにわたり,人体等高等動物の機能の総合的な研究を行うことを目的としている。

本研究所は,これらに関連する分野における研究者との共同研究等を実施するとともに,研究者の養成に関しては,国,公,私立大学の要請に応じて,「特別研究学生」を受け入れ,大学院における教育に協力を行ってきたが,近年における,研究所の研究活動への大学院学生の参画の重要性に鑑み,平成9年度からは当該大学院生を「特別共同利用研究員」として受け入れ,併せて研究指導を行い大学院教育の協力を行うこととした。

受入れ対象は,生理学及び関連分野を専攻する大学院在学者で,受入れ期間は原則として一年で,各大学の大学院から推薦された者について,審査委員会において審査ののち,所長が受入れを決定する。

特別共同利用研究員

氏  名 所属大学 研究科 専攻等 研究題目
三原  弘 富山大学大学院 医学薬学教育部 生命・臨床医学専攻 消化管におけるTransient receptor potential channelsの分布と機能解析による消化管感覚受容,細胞運動の分子機構の解明
後藤 義一 富山大学大学院 医学薬学教育部 生命薬科学専攻 脊髄後角ニューロンの痒みシグナル調節の電気生理学的解析
緒方 洋輔 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 対象の親近感に基づく意思決定に関与する神経基盤の解明
杉山 大介 信州大学大学院 医学系研究科 医学系専攻 痛みの分子メカニズムの解明
川口  仁 名古屋市立大学大学院 医学研究科 耳鼻咽喉頭頸部外科学専攻 酸味レセプターに関する研究
水野 秀紀 名古屋大学大学院 医学系研究科 機能構築医学泌尿器科学専攻 膀胱におけるTRPチャネルの役割
深沼 達也 名古屋大学大学院 生命農学研究科 生命技術科学専攻 トランスジェニックマウスを用いた神経ペプチドの組織特異的遺伝子発現機構の解明
村山 秀之 創価大学大学院 工学研究科 生命情報工学専攻 哺乳類の中枢神経系の発生・分化過程における低出力レーザー照射効果

※ 平成22年4月19日現在


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