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4. ポストゲノム時代の脳科学

2000年9月28日
代表・世話人:畠中 寛(大阪大学蛋白質研究所・蛋白質生合成部門)
所内対応者:池中 一裕(岡崎国立共同研究機構・生理学研究所・神経情報部門)

(1)
カルシウムチャネル遺伝子変異と神経疾患
井本 敬二(岡崎国立共同研究機構・生理学研究所・液性情報部門)
(2)
活性酸素による核酸の酸化障害とその防御機構−脳神経変性への関わり−
中別府 雄作(九州大学・生体防御医学研究所,CREST)
(3)
スフィンゴ糖脂質による神経系の制御
古川 鋼一(名古屋大学・医学部生化学)
(4)
シナプス可塑性とシナプス前機能
高橋 正身(三菱化学生命科学研究所)
(5)
複素電顕,位相差電顕そして微分干渉電顕−電子顕微鏡の新しい波−
永山 國昭(岡崎国立共同研究機構・生理学研究所・超微小形態生理部門)
(6)
蛋白質のフォールディング反応と生物学的意義
後藤 祐児(大阪大学蛋白質研究所・溶液)
(7)
遺伝子産物のプロセシングと神経変性疾患
岩坪 威(東京大学大学院・薬学系研究科臨床薬学)
(8)
APP-カスパーゼ系によるニューロン死の制御
吉川 和明(大阪大学蛋白質研究所・機能制御)
(9)
機能生物学,二つの道
三品 昌美(東京大学大学院・医学系研究科薬理学・分子神経生物学)
(10)
脳内情報分子の細胞内ダイナミクス
御子柴 克彦(東京大学・医科学研究所脳神経発生・分化分野)

【参加者名】
 古川 鋼一(名古屋大・医・生化学第二),石川 保幸(大阪大・蛋白研),谷口 直子(大阪大・蛋白研),江上 洋平(大阪大・蛋白研),柏井 宏之(大阪大・蛋白研),吉田(長寿医療研究センター),御子柴 克彦(東京大学医科学研究所),工藤 卓(大阪工業技術研),保坂 早苗(上智大・生命科学研),沼川 忠広(大阪大・蛋白研),藤井 聡(山形大・医・第2生理),小幡 邦彦(生理研),畠山 淳(生理研),中別府 雄作(九州大・生体防御医学研究所),洪 東杓(大阪大・蛋白研),工藤 佳久(東京薬大・生命科学),榊原 厚(東海大・開発工学),清末 和之(大阪工業技術研),畠中 寛(大阪大・蛋白研),土屋 礼美(東京薬大・生命科学),植田 敦子(大阪工業技術研究所),川合 亮(東海大),白尾 智明(群馬大・医),高橋 正身(三菱化学生命研),植村 慶一(慶応大・医),熊倉 鴻之助(上智大・生命研),山本 秀幸(熊本大・医),井上 和秀(国立医薬品食品衛生研),田口 隆久(通産省・工業技術院),石本 哲也(大阪工業技術研),山岸 覚(大阪大・蛋白研),横幕 大作(大阪大・蛋白研),榎戸 靖(大阪大・蛋白研),岸本 拓哉(生理研),吉川 和明(大阪大・蛋白研),林 靖亨(豊田中央研究所),井本 敬二(生理研),井上 華(生理研),小清水 久嗣(大阪大・蛋白研),後藤 祐児(大阪大・蛋白研),氷見 敏行(東京医科歯科大),澤田 浩秀(藤田保健衛生大・総医研),郷津 真代(大阪大・蛋白研),樋口 誠逸(信州大・医・精神医学),若森 実(生理研),永山 國昭(生理研),佐藤 託実(OBI),藤江 三千男(浜松医科大),臼田 信光(藤田学園),岩坪 威(東京大・薬),永井 克也(大阪大・蛋白研)古山 富士弥(名古屋市大),三浦 正幸(大阪大・医),日下 永子(大阪大),福永 典子(大阪大・蛋白研),桑子 賢一郎(大阪大・蛋白研),櫻井 一正(大阪大・蛋白研),三品 昌美(東京大大院・医学系研究科薬理学・分子神経生物学),馬場 聡(浜松医大・医・病理第二),藤森 一浩(大阪工業技術研),林 光紀(上智大・生命科学研),山中 創(生理研)

【概要】
 肝機能発現のためには多くの分子が協調的に機能する必要がある。今回,遺伝子からの転写後にこれら機能分子がどのように修飾されるか,に絞って研究会を開催した。
 本研究会は大阪大学蛋白質研究所との合同で開催することで,両研究所の合意を得たものである。
 ヒトゲノムプロジェクトが完了すると,我々の1次的な遺伝情報は完全に明らかとなる。しかしながら,遺伝子産物は更に複雑なプロッシングを受けて本来の機能を果たすようになる。21世紀には1次遺伝情報から如何にして機能分子が生成されるかを理解することが大きなテーマとなる。このよな情勢に鑑み,今回脳機能分子が転写後調節によりどのような修飾を受けるか,良い情報交換の場となった。


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