平成29年度生理研研究会 第7回社会神経科学研究会 「サル脳に学ぶ社会神経科学の基盤」開催のお知らせ

お知らせ
  • 集合写真を掲載しました。(2017/12/22)
  • 本研究会は50名を超える皆様にご参加いただき、盛況のうち無事終了しました。(2017/12/1)
  • 参加登録者全員に抄録集ダウンロードのアカウントをメールでお知らせしました (2017/11/22)
  • 事前登録の受付を終了しました。(当日参加は可能です) (2017/11/20)
  • 参加登録締切を11月19日(日)まで延長します (2017/11/10)
  • 研究会HP開設(2017/9/29)

DSC_0003.JPG

第7回社会神経科学研究会 『サル脳に学ぶ社会神経科学の基盤』

概要

サルを用いたシステム神経科学研究は、特に行動課題遂行中のサル脳の隅々からニューロンの活動を丹念に調べ上げ、記述することで、ヒトの高次脳機能を理解するうえでの重要な基礎を築いてきました。一方、げっ歯類を対象とした神経活動操作技術やヒト脳機能イメージング研究におけるネットワーク解析や因果論的解析手法など、近年の技術革新による神経回路・神経ネットワークレベルでの神経機構を解き明かす試みが進んでいます。このように脳科学を取り巻く状況が刻々と変化する中、サルを用いた脳科学研究において、新たな取り組みを進められて、分野をリードされている先生方をお呼びし、社会性とその基盤となる意欲・情動・意思決定に関連する脳機能を中心に、最新の成果を御紹介いただきます。それぞれの御講演について、ヒトを対象とした研究者から選出した指定討論者が中心となって、「サルでわかった社会神経科学の基盤がヒトの脳機能理解にどのようにつながるか?」「ヒトやヒト社会脳の理解においてサル脳科学研究にどのようなことを期待するか?」など双方向の活発な討議が展開されることを期待します。
 

重要なお願い 

本研究会は、参加者を全員把握したうえでのクローズドの研究会として、未発表データについて深く議論するために、参加者の皆様には以下のようにご協力をお願いしたいと思います。
  • 参加登録フォームより事前参加登録をお願いします。
  • 参加者全員に守秘義務を負っていただくこととし、当日は書面にご署名頂きます。 
  • 研究会での撮影、録音などはすべて禁止させていただきます。
活発な議論を呼び起こすために必要な措置として、皆さまのご理解とご協力いただければ幸いです。
提案代表者:
南本敬史(量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所)
所内対応者:
定藤規弘(自然科学研究機構生理学研究所) 
 

開催日程 

平成29年11月30日(木)13:30~19:00(終了後懇親会)
平成29年12月 1日(金)9:00-12:30
 

会場

自然科学研究機構 生理学研究所(明大寺地区) 1F・大会議室
〒444-8585 岡崎市明大寺町字西郷中38
東岡崎駅南口より徒歩約7分
 

講演者・指定討論者(敬称略・50音順)

講演者
雨森賢一 京都大学白眉センター
磯田昌岐 自然科学研究機構生理学研究所
筒井健一郎 東北大学脳科学センター
中村克樹 京都大学霊長類研究所
西村幸男 東京都医学総合研究所
山田 洋 筑波大学医学医療系生命医科学域
指定討論者
梅田 聡 慶應義塾大学文学部
高岸治人 玉川大学脳科学研究所
高橋英彦 京都大学大学院医学研究科
月浦 崇 京都大学大学院人間・環境学研究科
春野雅彦 情報通信研究機構(NICT)
脳情報通信融合研究センター
定藤規弘 自然科学研究機構生理学研究所

 

定員

50名(先着順)
 

会費

 
参加費 無料
お茶代  500円(懇親会参加者は不要)
懇親会費

3,500円(一般)

2,000円(学生)

 

参加申し込み

締切: 平成29年11月12日(日)  → 11月19日(日)事前登録制
 

一般演題

一般演題はポスター発表となります。参加登録フォームより演題をご登録ください。

 

宿泊

機構の宿泊施設・三島ロッジでの宿泊を希望される方
参加登録フォームよりお申込みください。部屋数には限りがありますので、学生、遠方の方を優先とさせていただきます。
締切: 平成29年11月12日(日) → 11月19日(日)まで延長
 
所外のホテルに宿泊を希望される方
各自で手配をお願いします。但し、生理研ディスカウント特典のあるホテルにご宿泊を希望の場合に限り手配を承りますので、事務局までお問い合わせください。
 

お問い合わせ

生理研事務局   pps-kenkyukai[@]nips.ac.jp  ※ [@]を@にして送信してください

プログラム

プログラム&抄録集(アクセス制限付)pdf_small.gif

当日は抄録集の配布予定はございませんので、各自でダウンロード又はプリントアウトしてご持参ください。
抄録集にはアクセス制限を設けます。アカウントは2017/11/22メールにてお知らせしました。

 

平成29年11月30日(木)

12:30 受付開始
13:30-13:45

オープニングリマーク

南本敬史(放射線医学総合研究所)

   
セッション1 
13:45-14:45

『心が身体を動かす神経基盤』

西村幸男(東京都医学総合研究所)

14:45-15:45

『帯状回皮質前部を中心とした不安回路と社会神経科学』

雨森賢一(京都大学白眉センター)

15:45-16:00 写真撮影
16:00-16:15 小休憩
   
セッション2 
16:15-17:15

『マカクザルを用いた2個体脳科学の創成に向けて』

磯田昌岐(生理学研究所)

17:15-18:00

総合討論

講演者、指定討論者

18:00-18:30 小休憩
   
ポスターセッションフラッシュトーク
18:30-19:00

ポスターセッションフラッシュトーク

ポスター発表者

   
懇親会・ポスターセッション  (会場:生理学研究所 1F セミナー室)
19:00-21:00 懇親会

 

12月1日(金)

8:30 受付開始(2日目から参加の方のみ)
   
セッション3 
9:00-10:00

『マーモセットを用いた社会行動の研究』

中村克樹(京都大学霊長類研究所)

10:00-11:00

『ヒト判断機能の霊長類モデル動物の検討~サルの脳を調べる意義とは~』

山田洋(筑波大学医学医療系)

11:00-12:00

『経頭蓋磁気刺激でしらべるサル内側前頭皮質の情動・気分調節機能』

筒井健一郎(東北大学脳科学センター)

12:00-12:30 最終討論/クロージングリマーク  定藤規弘(生理学研究所)