2018年度生理研研究会 第8回社会神経科学研究会 開催のお知らせ

お知らせ
  • 本研究会は今回も盛況のうち無事終了いたしました。[2018/11/30]
  • プログラム、抄録集のダウンロードについて、参加者の皆さんにメールでご案内しました。[2018/11/26]
  • プログラムを公開しました。[2018/11/6]
  • 研究会HP公開。参加登録の受付を開始しました。[2018/10/2]

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第8回社会神経科学研究会 『社会神経科学的アプローチによる精神疾患の社会性障害の理解』

概要

社会神経科学研究の方向性としては大きく、ヒトの社会性の生物学的な基盤の理解を通じて精神疾患等の社会性の障害の解明を目指す研究と、人文・社会科学系学問から得られた理論を神経科学的なアプローチを用いて証明する研究の2つがあります。本研究会では前者のテーマについて、精神疾患のバイオマーカとしての社会性の障害、さらにヒト・動物を用いた研究からその社会性の生物学的基盤を理解するためには今後どのような研究が必要かについて議論することを目的とします。

 日本においても、近年ヒトの社会的こころに関する研究について継続的に議論できる機会を設ける必要性が指摘されています。そこで、本研究会ではヒトの社会的こころに関連する、既存の学問分野を超えた新しい視点での研究を行っている研究者による講演を企画し、今後の日本におけるこの分野の研究の方向性について議論します。
 

重要なお願い 

本研究会は、参加者を全員把握したうえでのクローズドの研究会として、未発表データについて深く議論するために、参加者の皆様には以下のようにご協力をお願いしたいと思います。
  • 参加登録フォームより事前参加登録をお願いします。
  • 参加者全員に守秘義務を負っていただくこととし、当日は書面にご署名頂きます。 
  • 研究会での撮影、録音などはすべて禁止させていただきます。
活発な議論を呼び起こすために必要な措置として、皆さまのご理解とご協力いただければ幸いです。
提案代表者:
高橋宗良(玉川大学脳科学研究所)
所内対応者:
定藤規弘(自然科学研究機構生理学研究所) 
 

開催日程 

2018年11月29日(木)13:00~19:00(終了後懇親会)
2018年11月30日(金)9:30-12:25
 

会場

自然科学研究機構 生理学研究所(明大寺地区) 1F・大会議室
〒444-8585 岡崎市明大寺町字西郷中38
東岡崎駅南口より徒歩約7分
 

講演者・指定討論者(敬称略・50音順)

講演者
青木悠太 昭和大学 発達障害医療研究所
氏家悠太 中央大学 研究開発機構
北城圭一 自然科学研究機構 生理学研究所
藤澤茂義
理化学研究所 脳神経科学研究センター
八幡憲明 量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所
横山ちひろ
理化学研究所 生命機能科学研究センター
指定討論者
島崎秀昭 京都大学
高橋英彦 京都大学大学院医学研究科
高橋英之 大阪大学
則武 厚 自然科学研究機構 生理学研究所
松田哲也 玉川大学脳科学研究所
定藤規弘 自然科学研究機構 生理学研究所

 

定員

50名(先着順)
 

会費

 
参加費 無料
お茶代 500円(懇親会参加者は不要)
懇親会費

5,000円(一般)

2,000円(学生)

手配の都合上、11/22以降の懇親会のキャンセルは致しかねますのでご了承のほどお願いいたします。
 

参加申し込み

締切: 2018年11月18日(日)事前登録制
 

一般演題

抄録、フラッシュトークスライド 提出期限:2018年11月18日(日)必着
提出先:pps-kenkyukai@nips.ac.jp
  • 一般演題はポスター発表となります。参加登録フォームより演題をご登録ください。
  • クローズドの研究会のため、研究計画段階,および予備的な実験の段階における結果も歓迎いたします。
  • 初日18:30よりフラッシュトークの時間を設けました。(1人1分程度)= A4一枚のスライドを抄録とともに事務局までご提出ください。= 
  • 下記より抄録フォーマットをダウンロードし、提出期限までに事務局宛メール添付にてご提出ください。

抄録フォーマット  抄録サンプル

 

宿泊

機構の宿泊施設・三島ロッジでの宿泊を希望される方
参加登録フォームよりお申込みください。部屋数には限りがありますので、学生、遠方の方を優先とさせていただきます。
 
所外のホテルに宿泊を希望される方
各自で手配をお願いします。但し、生理研ディスカウント特典のあるホテルにご宿泊を希望の場合に限り手配を承りますので、事務局までお問い合わせください。
 

お問い合わせ

生理研事務局   pps-kenkyukai[@]nips.ac.jp  ※ [@]を@にして送信してください

プログラム

プログラム&抄録集(アクセス制限付)pdf_small.gif

当日は抄録集の配布予定はございませんので、各自でダウンロード又はプリントアウトしてご持参ください。
抄録集にはアクセス制限を設けます。アカウントは2018/11/26メールにてお知らせしました。

2018年11月29日(木)

12:00 受付開始
13:00 - 13:15

Opening Remarks

高橋宗良(玉川大学脳科学研究所)

 
Session 1
13:15 - 14:15

「海馬における自己と他者の空間認識」

藤澤茂義(理化学研究所 脳神経科学研究センター)

14:15 - 14:25 break
14:25 - 15:25

「霊長類脳イメージングによるヒト社会性のなりたちとその障害の理解」

横山ちひろ(理化学研究所 生命機能科学研究センター)

15:25 - 15:45  break、集合写真撮影
   
Session 2
15:45 - 16:45

「fNIRSを用いた乳幼児の視聴覚統合の脳内機構とその多様性の検討」

氏家悠太(中央大学 研究開発機構)

16:45 - 16:55 break
16:55 - 17:55

「神経ダイナミクスと社会性障害」

北城圭一(自然科学研究機構 生理学研究所)

17:55 - 18:00  (時間調整)
18:00 - 18:30 全体討論
   
18:30 - 19:00 ポスターフラッシュトーク
19:00 - 21:00 懇親会・ポスターセッション

 

11月30日(金) 

09:00 受付開始(2日めからの参加者のみ)
   
Session 3
09:30 - 10:30

「超診断的な症状―脳関係および診断の影響」

青木悠太(昭和大学 発達障害医療研究所)

10:30 - 10:40 break
10:40 - 11:40

「安静時機能的結合による自閉スペクトラム症の神経基盤理解と臨床応用

の展望」

八幡憲明(量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所)

11:40 - 12:10 全体討論
   
12:10 - 12:25 Closing Remarks