研究

電気生理的手法の欠落

当部門の立ち上げから、TMSをはじめとする電気生理的手法を担当していた本田助教授の転出に伴い、統合的脳機能解析システムの重要なパーツである電気生理的手法が手薄となっている。今後、fMRI-脳波同時計測が重要な手段となることから、電気生理的手法に精通した臨床神経生理学者の補強が必要と考えられる。この点は5年前の部門評価時に指摘のあった点だが、dual fMRIや7TMRIの導入もあり、イメージングに研究の重心がかかっているため、果たせていない。
 

統計数理学的解析手法の開発

今後複数個体間の定量的解析を進めるためには、時系列データの統計数理学的な扱いが必須である。数年来、Cuban Neuroscience CenterのBosch教授に客員教授を勤めていただき、resting state functional MRIや、dual functional MRI、視線のデータ解析を進めた。今後もこの関係を継続発展させていく必要がある。一方脳内表象の解析は1ボクセル解析から多ボクセルパターン解析へ展開しつつあり、その方面の研究開発を進める。
 

 MRI

重要な研究ツールであるMRI装置が、2010年度より3台となり、その維持管理と効率的運用にいっそうの努力が必要となった。具体的には、技官による装置管理、事務担当者による被験者予約など、役割分担によって、研究者が研究に集中できる環境を作る努力を続けてきた。2015年度には7TMRIの運用が開始され、超高磁場MRIの専門家である福永准教授を中心に運営体制を固めていく必要がある。