平成20年度 生理学研究所 研究会

シナプス可塑性の分子基盤

詳細

日時6/5(木)13:00 〜 6/6(金)12:00
場所 生理学研究所(明大寺地区)1階会議室 (地図)
代表者 大塚 稔久(富山大学 医学薬学研究部)
所内対応者 深田 正紀(生理学研究所 生体膜研究部門)
参加登録 応募は終了しました。

概要

 学習や記憶、情動などの脳の高次機能は複雑な神経回路網のシグナル伝達によって厳密に制御されている。 神経回路網の基本ユニットは神経細胞間の接着装置であるシナプスであり、シナプス可塑性は細胞レベルでの学習、記憶のモデル系として精力的に研究が行われてきた。 特にシナプス後部に存在する各種神経伝達物質受容体のシナプス可塑性に関する研究はかなり詳細な機構が明らかになりつつある。 しかし、受容体以降のシグナル伝達機構(リン酸化、脂質修飾などの翻訳後修飾)やシナプス前部におけるシナプス可塑性についてはなおも不明な点が多い。 したがって、シナプス可塑性の分子基盤を解明するためには多様な分野の研究者が力を合わせ、この問題に取り組んでいく必要がある。
 本研究会では、シナプス可塑性に関わりを持つ広い分野および世代の研究者が一同に集まり、分子レベルから個体レベルにいたる最新の研究成果を発表して頂く。 さらに、活発な討論と情報交換を通して、シナプス可塑性研究の今後の展開を模索したいと考えている。

プログラム

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お問い合わせ先

代表者

富山大学 医学薬学研究部 臨床分子病態検査学講座
大塚 稔久
TEL: 076-434-7386
E-mail: tohtsuka

所内対応者

総合研究大学院大学 生命科学研究科 生理科学専攻
生理学研究所 生体膜研究部門
深田 正紀
TEL: 0564-59-5873
E-mail: mfukata


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