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大学院教育

Graduate School

授業科目と単位(共通専門科目)

共通専門科目には以下の授業科目があります。

 

生命科学実験演習

概要

所属研究室で行う専門的研究と学位論文の作成です。

単位取得方法

指導教員が単位を認定します。
Ia, Ib〜Va, Vbまでありますが、ローマ数字は各学年に、a, bはそれぞれ前期、後期に対応します。
(Iaは5年一貫制の1年次前期、IIIaは5年一貫制3年次前期または博士後期課程 の2年目前期、Vbは5年一貫制の5年次後期または博士後期課程の3年目後期、な ど)

生命科学プログレス

概要

大学院で行う研究および研究発表に対して指導教員とそれ以外の教員が助言を行います。

単位取得方法

指導教員が単位を認定します。
Ia, Ib〜Va, Vbは生命科学実験演習と同。この講義の一環として、5年一貫制の2年次と4年次、博士後期課程の2年目の学生は12月に行われる大学院生発表会でポスター発表を行うことが義務付けられています。
また5年一貫制の2年次の学生は研究レポートを提出することが義務付けられています。研究レポートの認定は副専攻長が行います。研究レポートは、大学院入学後2年間におこなった研究について、目的、方法、結果、考察、参考文献、図の説明、図に分けて、A4用紙に日本語または英語で作成してください。

生命科学論文演習

概要

最新の生命科学論文の紹介、解説、議論を通じて、最新の生理学の知識を修得すると共に論文の理解力を身につけます。各研究室で教員の指導のもとに行われる文献紹介セミナー、ジャーナルクラブなどに相当します。

単位取得方法

指導教員が認定。
Ia, Ib〜Va, Vbは生命科学実験演習と同。

生命科学セミナー

概要 syllabus.gif

生命科学の最先端研究を直接当該研究者か学びます。生理研では年間約50回程度の所内外の研究者によるセミナーが開かれています。また年間20回程度の研究会が行われています。これらのセミナーや研究会に出席し、最先端の知識を習得することができます。また研究者本人と直接議論するという、論文や本では決して得られない貴重な機会でもあります。

単位取得方法

セミナーは通常1時間から2時間です。研究会は通常2日程度行われます。いずれも不定期に行われますが、事前に案内が流されます。いずれかのセミナーに5回出席するか、いずれか1つの研究会に出席し、その中で興味をもった講演1つを選んでレポートを提出します。レポートはA4用紙にセミナーの概要と、どのような点に興味をもったかを記入します。単位の認定は副専攻長が行います。I〜Vは生命科学実験演習と同。

分子細胞生物学Ⅰ

概要

分子生物学、細胞生物学及びその融合分野である分子細臨生物学の基礎を概説する。具体的には、細胞内のオルガネラ等の基本的構造とその機能について紹介するとともに、染色体上の遺伝情報の保持 (複製・組換え・修復)とその情報が発現されて行く分子機構(転写・翻訳)の概略を説明する。

発生生物学Ⅰ

概要 syllabus.gif

発生生物学の方法・基礎知識・概念について説明する。実験発生学や発生遺伝学の方法と論理、動植物の発生のさまざまな基礎過程と基礎用語、発生と進化やゲノムとの関連を解説し、発生生物学の原論文を理解するための基礎を作る。

神経科学

概要 syllabus.gif

分子、細胞、回路、個体の各階層において、神経系弓炉開を構成する要素の構造と機能について概説し、生体の内部環境および外部環境の情報がどのように神経系において処理され、記憶として保存され、適応的な行動が発現するかについて理解する。

シラバス

1.授業科目と単位:生命科学研究科共通専門科目「神経科学」 講義 2単位

2.履修対象者:D1, D2, D3 : 生命科学研究科、総研大の全研究科

3.授業担当教員:
(科目責任者・講師)
生理科学学専攻 教授 富永 真琴
(tominaga@nips.ac.jp 、電話0564-59-5286)

(講師)
生理科学専攻 教授
鍋倉 淳一  0564-55-7851 nabekura@nips.ac.jp
井本 敬二  0564-59-5886 keiji@nips.ac.jp
永山 國昭  (質問先:富永真琴 0564-59-5286 tominaga@nips.ac.jp)
岡田 泰伸  (質問先:富永真琴 0564-59-5286 tominaga@nips.ac.jp)
伊佐   正  0564-55-7761 tisa@nips.ac.jp
南部   篤  0564-55-7771 nambu@nips.ac.jp
箕越 靖彦   0564-55-5560 minokosh@nips.ac.jp
定藤 規弘   0564-55-7841 sadato@nips.ac.jp

講義に関する質問は、この講義の一環と考えますので歓迎いたします。質問は、その内容により、各講師または科目責任者にe-mail等で尋ねてください。オフィスアワーは設定しておりませんので、講師または科目責任者に会って面談をしたい場合は、本人に直接e-mail等で連絡を取り、日時を相談してください。

4.授業実施期日時間:
非同期e-learningなので、特に制限はありません。

5.授業実施場所:
(非同期e-learning)
遺伝学専攻 ※基生研からのアクセスはできません
http://www.nig.ac.jp/local/jimu/soken/courses/e_learning/neurosci/index.html
基礎生物学専攻
http://www.nibb.ac.jp/staffonly/e-learning/e-learning3.html

生理科学専攻
http://sbsjp.nips.ac.jp/e-learning/


生命科学研究科以外の専攻
総研大学務課教務係にCDを請求してください



6.受講方法:
日本語の授業です。受講方法は、以下の通りです。

■生命科学研究科の3専攻
講議ビデオ:上記5.のURLから講義ビデオのファイルをダウンロードしてください。各専攻の大学院担当事務からCDを借りることもできます。著作権等の問題のため、総研大や基盤機関のメンバー以外にコピーを渡すことは避けてください。Windows(95以上、メモリ128MB以上)またはMacintosh(OS9以上、メモリ256MB以上)とRealPlayerが必要です。

■生命科学研究科以外の専攻
総研大学務課教務係からCDを借りて受講します。CDの貸出希望の学生は、メール・FAXで連絡してください。 Windows(95以上、メモリ128MB以上)またはMacintosh(OS9以上、メモリ256MB以上) とRealPlayerが必要です。

7.授業内容の概要:
神経科学の方法・基礎知識・概念・最近の研究動向について解説します。内容は神経科学の広い領域に及んでいますが、そのごく一部を扱っているに過ぎないので、これをきっかけに各人が英語教科書や原論文にあたり、学習を深めることが期待されます。

8.授業の達成目標:
神経科学の基礎を習得し、基本的な課題について、原論文や総説を探して読み、正しく理解し、レポートにまとめることができるようになることが目標です。

9.授業計画:対面講義の日程
以下の 9つの講義(1つ約1時間、日本語)がCDとして用意されています。聴講したい学生は、これらを閲覧して、講義を受講してください。
1.脳神経系の細胞構築と神経回路 重本 隆一
2.神経の興奮性とシナプス伝達およびその可塑性と発達  鍋倉 淳一
3.イオンチャネル 井本 敬二
4.生理機能の分子生物物理 永山 國昭
5.細胞の生死と容積恒常性の調節 岡田 泰伸
6.脳の感覚認知機構 伊佐 正
7.随意運動の脳内メカニズム 大脳皮質運動野と大脳基底核 南部 篤
8.視床下部と生体恒常性維持機構 箕越 靖彦
9.画像による人間の高次脳機能へのアプローチ 定藤 規弘

10.使用参考書、参考文献:
講義を受講し補助資料を読んだ上でさらに参考書が必要と考える場合は、各講師または科目責任者に相談してください。

11.単位取得要件と成績評価基準:
単位の修得の要件は、講義ビデオの聴講とレポートの提出です。レポート課題を提出した担当講師がレポートを読み、担当授業の達成目標に到達しているかを判断します。その判断に基づき科目責任者が合格または不合格の成績をつけます。レポート提出者には、担当講師からレポートの講評が送られます。(レポート提出に関する詳細は、下記の「レポートの課題、締切り、提出方法」を参照のこと)
生命科学研究科以外の学生で、この講議が当該専攻の単位として認定されるかどうかがわからない場合は、当該専攻の大学院担当事務に問い合わせてください。

12.その他のコメント:
以下の課題についてレポートをワープロで作成し、科目責任者(富永 真琴:
tominaga@nips.ac.jp)に締切り日までに提出してください。MSWordまたはpdfのファイルで作成して、e-mailの添付ファイルとして送ることを原則とします。ただし、MSWordやpdfのファイルが作成できない場合は、メイルの本文として送っても構いません。

(締切日)
平成27年度前期:平成27年9月11日(金)
平成27年度後期:平成28年2月19日(金)未開講
(締切日に変更がある場合は、改めて連絡します)


(レポートの課題、提出方法)
1.脳神経系の細胞構築と神経回路(重本 隆一)
現代の神経科学の視点から、脳神経系の構成について神経解剖学に残された問題のうち最も重要と思われるものは何か?の問題が重要な理由と問題の解明に向けた研究戦略を論ぜよ。A4用紙1から2枚程度。

2.神経の興奮性とシナプス伝達およびその可塑性と発達(鍋倉 淳一)
1、シナプス可塑性について
2、神経回路機能の発達変化について
3、興奮性伝達と抑制性伝達との相互連関について。
いずれか一つを選び、A4用紙2枚程度にまとめなさい。

3.イオンチャネル(井本 敬二)
oldman-Hodgkin-Katz equationsについてレポートをまとめよ。
特に、
(1) どのような条件が仮定されているか?
(2) 適応する場合、どのような制限があるか?
に留意して欲しい。

4.生理機能の分子生物物理(永山 國昭)
遺伝子情報は発現蛋白質にのみ翻訳される。この過程はDNA配列という1次元情報が蛋白質特異構造という3次元構造に変換される自然現象である。この神秘について以下の関点から自分の意見を述べよ。
i)この変換過程には物理化学では説明できない生物特有の特徴があるか?
ii)この変換過程はアンフィンゼンの「蛋白質変性の可逆性実験」で証明された(1972年ノーベル化学賞)。今では常識である蛋白質変性現象の何がノーベル賞の対象となったのか?
iii)アンフィンゼン実験は、原理的に、ゆで卵を生卵に戻せることを主張する。本当に戻せるのか?もし戻せないとしたら何が障害か?

5.細胞の生死と容積恒常性の調節(岡田 泰伸)
動物細胞の容積の変化は何故おこるのか?そしてその後に、動物細胞の容積はどのようにして調節されるのか?それらについて答えよ。

6.脳の感覚認知機構(伊佐 正)
眼球のサッケード運動がどのように認知機能を反映するか、またその基礎にはどのような神経機構が存在するのかを論ぜよ。

7.随意運動の脳内メカニズム 大脳皮質運動野と大脳基底核(南部 篤)
私たちが目標に向かって手を伸ばす運動(到達運動)をする場合、脳のどの部位が、どのような順序で働いていると考えられるか、論ぜよ。

8.視床下部と生体恒常性維持機構(箕越 靖彦)
生体恒常性維持に関わる視床下部の機能を一つ取り上げ、その調節機構をA4用紙2枚程度にまとめよ。

9.画像による人間の高次脳機能へのアプローチ(定藤 規弘)
機能的MRIによる脳賦活検査の原理を説明しなさい。

参考文献
1.永山國昭「生命と物質-生物物理学入門」東大出版、1999年
2.杉本大一郎「複雑システム科学」(第2刷)放送大学教育振興会、2003年

バイオインフォマティクス概論

概要 syllabus.gif

ゲノムの塩基配列やタンパク質のアミノ酸配列の相同性・モチーフ検索、データベースの構築、遺伝子ネットワークやタンパク質相互作用などの大量解析の原理と応用を解説し、データ解析の演習を行う。

大学院入試情報

博士後期課程及び5年一貫制ともに8月と1月の2回行われます