研究環境 ~主な実験装置~

電気生理用セットアップ

神経細胞の情報伝達は、主に電気的な信号で行われます。この電気的な信号は、nA(ナノアンペア)とかpA(ピコアンペア)という小さいものであるため、専用の機器を使用して測定します。

・細胞生理用のセットアップ 1台
・脳スライス用セットアップ 6台
・マウスin vivo用セットアップ1台



培養細胞や単離した細胞用のシステムで、倒立顕微鏡と組み合わせています。



脳スライス標本用のシステム。正立顕微鏡と組み合わせています。

スライサー。未固定の脳を数百ミクロンの厚さに切ります。


2光子レーザー顕微鏡

Leica社製の正立型2光子励起レーザー顕微鏡。


DNA Sequencer

組換えDNA技術を用いて、DNAの改変を行った場合など、それが計画どおりに行われているか、確かめなくてはなりません。DNAシーケンサは、DNAの塩基配列を読み取る機械です。


・ABI PRISM 3100-Avant Genetic Analyzer (Applied Biosystems)
2003年春に共通機器として導入されました。キャピラリ方式のDNAシーケンサです。もうゲルを作る必要はありません。一度に泳動するキャピラリの本数は4本ですが、自動的にサンプルをロードして泳動するので、多くのサンプルのシーケンスが可能です。



細胞培養設備

培養室
・CO2培養器 (4台)
・クリーンベンチ(2台)


組織標本関係

クライオスタット
・CM 3050S (Leica)

組織標本を薄切するのに使用します。薄切方法にはParaffinや樹脂に包埋するなどいろいろな方法がありますが、この機械では凍結した組織を薄い切片にすることができます。

顕微鏡撮影装置




液性情報ホームページにもどる