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辛みの認知と自律神経活動に関する大学等との共同研究成果について

2016年02月22日 研究報告

森永製菓株式会社と大阪大学大学院歯学研究科、及び生理学研究所との共同研究成果が、海外の専門学術誌「Frontiers in Human Neuroscience」に掲載されました。

 研究グループは、食品の味覚認知に関与する脳の神経活動について研究を進めてきました。これまでにも、唐辛子などに含まれる辛味成分であるカプサイシンをラット脳に投与すると、脳の味を認知する領域(島皮質味覚野)に生じる神経活動が、隣接する内臓感覚運動機能をコントロールする領域(島皮質自律機能関連領野)へと拡がり、これらの領野間の神経ネットワーク活動がシータリズムの周期的同期化を示すようになることを明らかにしました。ヒトがカプサイシンを含む食品を摂取すると、こうした神経機構により、辛味を感じるとともに汗をかいたり、心拍が上昇するなどの自律神経活動が引き起こされる可能性が示唆されました。

詳しくは、こちらをご覧ください。PDFpdf_icon_mini.gif

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