生理研の概要
目 的
生理学研究所は唯一の人体基礎生理学研究・教育のための大学共同利用機関であり,人体の生命活動−特に脳の働き−の総合的な解明と,そのための国際的研究者の育成を究極の目標とする。即ち,生理学研究所は「ヒトのからだと脳の働きを大学と共同して研究し,そのための研究者を育成している研究所」である。そのために,最先端の研究技術や最高度の研究機器を開発すると共に,それらを共同利用研究に供する。
設置形態
国立大学法人法により,国立天文台,核融合科学研究所,基礎生物学研究所,生理学研究所及び分子科学研究所が大学共同利用機関法人自然科学研究機構となった。
組 織
6研究系、19研究部門、4センター、18室と研究力強化戦略室及び技術課を置いている。
共同利用
全国の大学の教員その他の者で、研究所の目的たる研究と同一の研究に従事する者の利用に供するとともに共同利用研究を行う。
総合研究大学院大学生理科学専攻の担当
総合研究大学院大学は学部を持たない大学院だけの大学であり、大学院の課程は5年一貫制博士課程。同大学は大学共同利用機関との緊密な連携・協力の下で教育研究を実施しており、生理学研究所はその一専攻を担当している。授与する学位は博士(学術)、博士(理学)又は博士(医学)である。
大学院教育協力
国公私立大学の要請に応じ、当該大学の大学院における教育に協力する。
国際交流
生理学の分野の国際的な学術交流を活発化するため,研究者の交流や国際シンポジウム等を開催する。
運営組織
自然科学研究機構に、経営、教育研究及び機構運営に関する重要事項を審議するため経営協議会、教育研究評議会及び機構会議を置く。また、研究所に、研究教育職員の人事等、研究所の運営に関する重要事項で、所長が必要と認めるものについて所長の諮問に応じる運営会議を置く。
事務組織
研究所の事務は、自然科学研究機構岡崎統合事務センターが処理する。