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超高磁場磁気共鳴棟 新規開所式 所長挨拶

2015年5月25日 お知らせ

開所式の開始にあたり、生理学研究所を代表して一言ご挨拶申し上げます。

  本日、ここに来賓の先生方のご臨席を賜り、7テスラMRIを設置した超高磁場磁気共鳴棟の新規開所式を執り行うことができるのは、私たちの喜びとするところです。  お越しいただいた来賓の先生方には、ご多忙のところご参加くださり、誠に有難うございました。
  本施設の整備にあたっては、文部科学省 研究振興局 学術機関課及びライフサイエンス課のご支援とご理解をいただきましたことを御礼申し上げます。また、自然科学研究機構事務局、岡崎統合事務センターの方々にも改めて御礼申し上げます。本装置の設置にあたっては様々な困難を克服する必要がありましたが、それを期間内に成し遂げていただいた、Siemens Japanの方々にも厚く御礼申し上げます。

  さて、7テスラという超高磁場のMRIは、ヒトを対象としたバイオサイエンスと医療に革命的な変化をもたらすであろうと期待されています。世界ではすでに50台以上の装置が稼働しており、わが国では数台の装置が稼働しています。7テスラの装置は3テスラ装置の単なる延長線上にあるものではなく、7テスラの性能を活かした利用には、今後更なる技術開発を必要としています。
  この開所式にあたり、研究・技術開発と研究体制の整備の観点から、7テスラMRIの事業計画の概略をご紹介いたします。

  まず技術開発と研究利用の面ですが、ヒトに用いる装置は、安全が第一です。MRIを安全に使用するための制度、取り扱い基準などをこれまで整備してきましたが、関係学会とも協力して、わが国におけるガイドラインを作成していきます。第2の点として、技術開発です。受信コイルなどのハードウェアから画像処理まで、様々な技術開発を進める必要があります。そして第3の点は、human biologyへの応用です。私たちが最も興味を持っているのは、脳活動の詳細な可視化ですが、技術開発が進めば頭部以外にも利用できるものと期待しています。
  次に研究体制面についてです。この装置を稼働するにあたっては、もちろん生理学研究所のメンバーの努力が必要であることは言うまでもありません。今年度より、超高磁場MRIを有する大学・研究所のネットワークで双方向性の連携研究が開始していますが、この連携を更に強化して、技術開発を加速させて行く予定です。さらに順調に体制が整えば、来年度の2016年度から共同利用を開始することができると思います。全国共同利用研究として様々な研究が展開できるものと期待しています。
  本日の開所式では、これまでの皆様のご支援に感謝するとともに、私たちは想いを新たにし、今後、7テスラMRI装置の応用技術の発展とこれを用いた学術研究の発展に尽くしていくことを誓い、本日の開所式の挨拶といたします。

  どうぞ今後ともご支援ご鞭撻の程をお願い申しあげます。

生理学研究所 所長 井本敬二

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