聴覚 P6

音声の識別に関連する脳磁界反応

浅川慶一(1) 今田俊明(23) 川勝真喜(4) 小谷 誠(5)
 (1) 東京電機大学 工学部 電子工学科
 (2) NTT CS基礎研究所
 (3) RWCP マルチモーダル機能NTT研究室
 (4) 東京電機大学 超電導応用研究所
 (5) 東京電機大学

 音声言語/a//o/ の識別に関連する脳磁界を計測し,解析した.音声の聴覚刺激として,長さ200ms/a//o/及び,/a//o/の中間の音3種類,計5種類の音声を,呈示間隔1300?1500msでランダムに被験者の左耳(実験1)もしくは右耳(実験2)に与え,/a//o/のいずれに聞こえるかを反応キーで答えさせた./a//o/に対する反応時間は約460msであった./a//o/に対する脳磁界反応を解析した結果,N100m活動に続いて持続する活動が見られた.実験1,実験2共に主として,左右側頭溝,上側頭部,縁上回を含む頭頂葉下部に等価電流源が推定された.