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(所属領域) 第一領域・公募班員 |
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(氏名) 小川 正 |
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(所属・職名) 自然科学研究機構・生理学研究所 感覚認知情報研究部門・助手 |
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(電話)0564-55-7864 |
(FAX)
0564-55-7865 |
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(E-mail)
ogawat@nips.ac.jp |
(URL)http://www.nips.ac.jp/scinfo/ |
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(メッセージ) 学生だった頃から強い関心を抱いているのは、人間や一部の霊長類において見られる高度な知性的振る舞いとそれを実現している脳機能の原理でした。大学に入って間もない頃は、知性の働きを工学的に実現しようとする人工知能研究に進もうと思っていたのですが、知性を成立させている原理や根源的な機構に近づくためには既に知性を実現させている実際の脳から学ぶのが最も近道だと考えるようになり、現在に至っています。システムのレベルで知性の神経機構を真正面から研究しているグループはまだあまりないようですが、いつか自分自身の手で知性の神経機構を研究対象にしたいと思っています。現在は、生理学研究所・小松英彦教授の研究室において注意などの視覚認知に関わる神経機構を、覚醒サルを用いた電気生理学的な手法によって明らかすることを試みています。 研究においては、同一の認知課題をサルに行わせて複数の大脳皮質領野からニューロン活動の記録(可能ならば同時記録)を行い、そのようにして得られたニューロン活動データから異なる領野における情報処理様式の違いと、領野間における情報の流れを明確することを自己の研究方法として確立させたいと思っています。 Ogawa and Komatsu. Target selection in
area V4 during a multidimensional visual search task. J. Neurosci. 24: 6371-6382, 2004. |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) (1)慢性・覚醒サルでの眼球運動記録・神経活動記録 (2)多チャンネル・高サンプリング周波数(16ch x 25 kHz)のニューロン活動記録・解析システム |