|
(所属領域) 第二領域・公募班員 |
|
(氏名) 平瀬 肇 |
||
(所属・職名) 独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター・ユニットリーダー |
||
(電話) 048-467-6918 |
(FAX) 048-467-9652 |
|
(E-mail) hirase@brain.riken.jp |
(URL) http://www.brain.riken.jp/english/b_rear/b1_lob/h_hirase.html |
|
(メッセージ) 私はもともとコンピューター科学出身ですが、人工知能に興味を抱いているうちに脳科学の世界に入りこんでしまいました。現在は、ラットやマウスを使ったin vivo電気生理、イメージングといった実験科学の仕事が多いですが、いずれは、実験と理論を統合させることが必要になると信じています。 当研究室の主要研究テーマは、神経微小回路(マイクロサーキット)の機能の解明です。手法としては、多点同時記録法、細胞内記録法に加えて二光子励起顕微鏡によるイメージングも行っております。脳の高次的な機能を解明するには、多数の神経細胞からの同時計測が必要不可欠であり、当研究室の実験技術を応用できると期待しています。さらに、脳の神経細胞には多々の種類がありますが、細胞外多点同時記録では発火活動が観測できるものの発火している神経細胞の形態を同定するのは困難です。本プロジェクトでは、急性実験において、情報を運んでいる細胞をその発火活動により抽出し、将来的に形態を同定できるようなプロトコルの開発に励みます。 今まではアメリカで研究生活を送ってきたのですが、去年の夏に理化学研究所に移ってきました。日本に居住するのは20年ぶりで、色々とわからないことがありますが、「統合脳」特定領域を通して多くの研究者と交流し、神経科学の発展に少しでも寄与できたらと思います。 |
||
(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 急性ラット・マウスを用いたin
vivo細胞外多点同時記録 急性ラット・マウスを用いたin
vivo細胞内記録(ホールセル及び、イントラ) 急性ラット・マウスを用いたin
vivo二光子励起イメージング 私は神経科学で一番大切なのはその根底にあるアイディアであると考えているので、手法・手技に関してはオープンでありたいと思っています。 |