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(所属領域) 第2領域 公募班員 |
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(氏名) 森 悦朗 |
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(所属・職名) 東北大学大学院 医学系研究科 高次機能障害学分野 教授 |
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(電話)022-717-7356 |
(FAX)022-717-7360 |
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(E-mail) mori@mail.tains.tohoku.ac.jp |
(URL) http://www.med.tohoku.ac.jp/room/716/japanese.html |
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(メッセージ) 神経内科学の中で脳血管障害,痴呆性疾患など大脳を冒す疾患の診療が専門です.ヒトの認知機能(記憶,言語,行為,注意,情動,意志など)の障害,あるいは行動の異常を正確に把握し,それらの治療を進めるのが目標にしています.また神経心理学的アプローチ,すなわち脳損傷-障害の分析に基づいて大脳の働きの解明を目指しています.大脳連合野および辺縁系が高次機能を担い,その領域はヒトの大脳の80%を占めていることを考えると,神経内科学の中でもっともっと関心が持たれていいものだと思って,いろいろ活動しています.神経心理学,神経画像,臨床疫学などを武器に,以下のようなテーマの研究を進めています. 1.臨床研究:臨床例の認知障害に対する神経心理学的研究.主として脳血管障害,てんかん,パーキンソン病が対象.2.神経疾患における高次機能障害の研究:各種の神経疾患における認知障害および行動異常に関して,神経心理学,行動神経学,神経画像を用いて,脳損傷-機能障害相関研究.3.痴呆と正常の老化に関する研究:痴呆性疾患の神経心理学的,行動神経学的研究,および疫学的コホート研究.4.神経機能画像法を用いた脳機能研究:PETおよびfMRIを用いた脳賦活研究.記憶,言語,運動・行為に関して研究.5.神経病態計測学,臨床疫学:高次機能障害をもたらす神経疾患に対する診断や治療に関する臨床試験のデザインやデータ解析の手法の開発研究. 最近の主な論文 Mori E, et al. Accelerated hippocampal
atrophy in Alzheimer's disease with Apolipoprotein E e4 allele. Ann Neurol
2002;51:209-214 Kazui H, et al. Nature of personal
semantic memory: evidence from Alzheimer's disease. Neuropsychologia 2003;41:981-988 Hashimoto M, et al. Does donepezil
treatment slow the progression of hippocampal atrophy in patients with
Alzheimer's disease? Am J Psychiatry 2005;162:676-682 Abe N, et al. Dissociable roles of
prefrontal and anterior cingulate cortices in deception. Cereb Cortex, in
press |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 神経心理学的評価,臨床研究デザイン,神経画像解析手法(MRI, PET) |