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(所属領域) 領域3 計画班員 |
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(氏名) 仲村春和 |
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(所属・職名) 東北大学・生命科学研究科 脳構築分野・教授 |
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(電話)
022-717-8550 |
(FAX)022-717-8554 |
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(E-mail) nakamura@idac.tohoku.ac.jp |
(URL)http://www.idac.tohoku.ac.jp/dep/molneuro/ |
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(メッセージ) 古典的な移植実験により,トリの脳胞のうちの間脳胞を中脳胞で中脳・後脳境界部(峡部)に近いところに移植すると、発生の運命を変えて中脳視蓋として分化するということを見つけましたが、これに端を発して、峡部が中脳・後脳のオーガナイザーであるという発見につながりました。それとは独立に網膜視蓋投射マップ形成の研究も行っておりましたが、峡部オーガナイザーからのシグナルにより、視蓋前後軸が制御されるということが分かってきて、あまり関係のないように思われた現象が実は統一的に理解できるということで非常に感激しました。移植をしてゆっくりと解析していたところに急にいろいろな人たちが、同じような研究を行うようになって、びっくりしましたが、研究の流行を追うのではなく作り出していくことが大事だと思います。 ニワトリ胚では分子生物学的研究が行いにくかったのですが、in ovo electroporationにより遺伝子の強制発現が行えるようになり、またsiRNAと組み合わせることによりある程度機能阻害実験も行えるようになって、発生生物学のモデル動物として復権しました。Electroporationは最初名大の村松先生により可能性が示されましたが、私たちのラボで若いニワトリ胚の神経管に応用するための条件設定を行い、誰でも使えるようになったものです。 統合脳でまた新しい展開ができる様に努力したいと思っています。 最近の論文 1) Suzuki-Hirano, A., Sato, Nakamura, H. (2005) Regulation of
isthmic Fgf8 signal by Sprouty2. Development, 132, 257-265 2) Sato,T., Nakamura, H. (2004) The Fgf8 signal causes
cerebellar differentiation by activating Ras-ERK signaling pathway.
Development 131, 4275-4285. 3) Watanabe, Y., Toyoda, R. and Nakamura, H. (2004): Navigation
of Trochlear axons along the midbrain-hindbrain boundary to neuropilin-2.
Development, 131, 681-692 4) Nakamura, H., Katahira, T., Watanabe, Y., Funahashi, J.
(2004) Gain- and loss-of-function in chick embryos by electroporation. Mech
Develop. 121, 1137-1143 |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 1)
移植、神経のトレーサーによるラベル等のニワトリ胚の操作 2)
in ovo
electroporationによる生きたニワトリ胚での遺伝子の強制発現、siRNAとの併用による発現阻害 |