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(所属領域) 第3領域・公募班員 |
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(氏名) 八田 公平 |
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(所属・職名)理化学研究所 発生再生総合科学研究センター・研究員 |
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(電話)
078-306-3155 |
(FAX)
078-306-3148 |
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(E-mail) khatta@cdb.riken.jp |
(URL) |
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(メッセージ) ただ一つの細胞である受精卵が分裂し、いかにして複雑な構造と機能をそなえたヒトの脳へと変化するのか? そのとき、一つ一つの神経細胞はどのようにふるまい、全体の構造と機能発現に貢献していくか? そこには、どのような分子メカニズムと遺伝子群が隠されているのか? こういった問題をひとつひとつ解き明かしていくことが目標です。 これまで、単純な脊椎動物であるゼブラフィッシュを主なモデルとして脳や神経核の形態形成機構、神経分化・回路・シナプス形成などを、遺伝学、分子生物学、電気生理学をもちいて、調べてきました。 現在は、魚の逃避行動を決定する同定可能なマウスナー細胞の分子・細胞・行動を含む統合的研究のほか、UVによって蛍光色が変化する各種分子を魚やマウス、in vivoで応用し、細胞集団の行動を直接イメージングする技術の開発をおこなっています。 ドリーマーだといわれることもありますが… 誰も知らない美しく理にかなった現象が突然見えてくる、何年かに一度のごくまれな瞬間を生き甲斐にしていることは確かです。その結果がいつの日か世の役に立つことを信じています。
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) トランスジェニック光転換マウス と 光転換ゼブラフィッシュ、また、哺乳類・鳥類などのエレクトロポレーション用光転換ベクター: これらの動物は美しい緑色の蛍光を発しますが、UVや紫色光を当てると赤く変色します。単一・集団の細胞や幹細胞の移動と分化、神経回路・突然変異体の解析などに、威力を発揮します。また、体表や脳の上に自由に蛍光文字、絵、座標を描き、それらの時間による変換、脳内投射を観察することも、条件が調えば、可能です。 実りある共同研究募集中。 |