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(所属領域)第3領域・公募班 |
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(氏名) 橋本 光広 |
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(所属・職名)独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター 臨界期機構研究グループ 橋本研究ユニット・ユニットリーダー |
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(電話)048-467-9678 |
(FAX)048-467-9763 |
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(E-mail) mhashimoto@brain.riken.jp |
(URL) http://www.brain.riken.jp/japanese/b_rear/b0_top.html |
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(メッセージ) 小脳には、縦縞状の領域が存在していることが、解剖学的・生理学的・分子生物学的に証明されています(URL参照)。また、多くの研究結果より、この縦縞状の領域は、小脳が機能を発現するための基本単位であり、非常に重要であることが示唆されてきました。このように、縦縞状の領域が重要視されているにもかかわらず、「この領域がいつ・どのようにして形成されるのか。」という、もっとも基礎的なメカニズムが不明のままでした。そこで、私は、アデノウイルスベクターを用いることにより、小脳の縦縞状の領域は、小脳プルキンエ細胞の発生する時期(神経細胞の誕生日)によってすでに規定されていることを明らかにしました。マウス小脳における縦縞状の領域は、胎生10.5日から胎生12.5日の間に神経上皮から発生するプルキンエ細胞によって形成され、胎生10.5日、11.5日、12.5日で生まれるプルキンエ細胞が形成する縦縞状の領域は、それぞれ異なるパターンを示します。 今まで、小脳プルキンエ細胞は形態的に均一であり、同じ性質を持っていると考えられてきました。しかし、私の研究結果より、小脳プルキンエ細胞は、神経発生の観点(神経細胞の誕生日)から見て不均一であり、また、誕生日が異なるプルキンエ細胞は、異なる縦縞状の領域を形成するということから、分子生物学的に異なる性質を持っています。現在、異なる誕生日を持つプルキンエ細胞の分子生物学的性質を明らかにすべく、実験に取り組んでいます。異なる誕生日を持つプルキンエ細胞の分子生物学的差異が明らかとなれば、そこから、各縦縞状の領域が有する機能を予測することができます。 将来的には、電気生理学的解析技術(スライスパッチ・多電極を用い、異なる縦縞状領域からの同時計測)を導入し、異なる誕生日を持つプルキンエ細胞の電気生理学的差異と小脳の機能発現における縦縞状領域の意義を明らかにしたいと考えています。 私は、電気生理学に関して素人です。「統合脳」では、電気生理学的研究をされている多くの先生がたから、ご指導を仰ぎたいと思っています。よろしくお願いいたします。 |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 各種アデノウイルスベクター作製・精製技術 マウス胎仔へのウイルスベクター注入法 |