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(所属領域) 第三領域・公募班員 |
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(氏名) 神谷 温之 |
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(所属・職名) 北海道大学・大学院医学研究科 神経機能学講座・分子解剖学分野・教授 |
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(電話)011-706-5027 |
(FAX)011-706-7863 |
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(E-mail) kamiya@med.hokudai.ac.jp |
(URL) |
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(メッセージ) 生体における最もダイナミックな細胞間情報伝達であるシナプス伝達のメカニズムを完全に理解したい、というシンプルな動機で研究生活をスタートさせてからやがて20年近くになります。ゴールは近づいたのか、との自問に、若干の焦りを感じるこの頃です。昨年2月に北大に着任し、新しい研究室をスタートさせる機会に恵まれました。せっかくの機会ですから、ぜひ新しい実験系を導入し、研究を大きく前進させたいと願っています。「統合脳」に参加されている先生方にも有益な情報をいただき、自分の思い描くゴールに一歩ずつでも近づけるような研究を進めていきたいと思っています。 これまでに私は、主に海馬苔状線維シナプスの活動依存的な制御機構について研究してきました。このシナプスは脳内で最もよく調べられたシナプスの一つであり、形態学的、電気生理学的、分子生理学的な知見が集積しています。また、中枢シナプスとしては例外的に単一入力のシナプス応答が測定可能で、中枢シナプスの基本的なメカニズムを調べるには最適の系であると考えています。今後は、このシナプスの持つ未解明な性質について解析していくと同時に、全く違う角度から「中枢シナプスの分子機能解析」ができる研究手法についても模索し始めており、一日も早い新装開店を目指したいと願っています。班員の皆様とも有意義な共同研究が進められることを希望しています。どうかよろしくお願いいたします。 昨年より医学部における神経解剖学の教育を担当しています。学生時代以来およそ20年ぶりに「ヒトの脳」にふれ、その美しさに惹かれると同時に、あらためて脳の不思議や深遠さを感じています。現在の既存のアプローチで脳の機能とメカニズムを明らかにできるのか、ゴールははるか遠くのようにしか思えてなりません。脳研究において何が次のブレークスルーとなりうるかについて常に意識しながら、日々研究をすすめていきたいと思っています。そしてさらに、脳の理解に寄与できる「シナプス研究」を目指していきたいと考えています。 |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) スライスパッチクランプ法 スライス標本での軸索標識法 プレシナプスカルシウム動態測定法 プレシナプス膜電位変化の光学的測定法 いずれも見学の受け入れ可能です。 |