(所属領域)    第4領域・計画班員

(氏名)      大隅 典子

(所属・職名)  東北大学大学院医学系研究科

        附属創生応用医学研究センター・教授

(電話)022-717-8201

FAX  022-717-8205

(E-mail)  osumi@mail.tains.tohoku.ac.jp

URL

http://www.med.tohoku.ac.jp/~dev_neurobio/index.html

http://www.brain-mind.jp/                    

(メッセージ)

発生生物学の分野から神経科学に入ったのが約10年前。眼の小さい自然発症突然変異ラットを用いて、頭部神経堤細胞や水晶体の発生に関する解析を行っていたことがきっかけで、脳研究に移行したのは、「The face predicts the brain(顔は脳の表現型である)」という言葉を大学院時代に聞いていたからかも、あるいは高校から大学時代に心理学に興味を持っていたからかもしれません。当時はヒトの脳の働きを分子の言葉で語れるようになる日が近いとは思っていなかったので発生を研究しましたが、もし今20年前に戻れるなら是非、遺伝学や脳のイメージングをやってみたいくらいです。「統合脳」では様々な分野の脳研究者との交流を深め、一般市民への発信も心がけたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

Kohwi, M., Osumi, N, Rubenstein, JLR, and Alvarez-Buylla, A.: Pax6 is required for making specific subpopulations of granule and periglomerular neurons in the olfactory bulb.  J. Neurosci (in press)

Takahashi, M., Osumi, N.: Identification of a novel type II classical cadherin: Rat cadherin19 is expressed in the cranial ganglia and Schwann cell precursors during development.  Dev. Dyn. 232(1), 200-208, 2005

Nomura, T., and Osumi, N.: Misrouting of mitral cells in Pax6/Small eye rat telencephalon.  Development 131, 787-796, 2004

Hirata, T., Nomura, T., Takagi, Y., Sato, Y., Tomioka, N., Fujisawa, H., & Osumi, N.: Mosaic development of the olfactory cortex with Pax6-dependent and independent components.  Dev. Brain Res. 136(1), 17-26, 2002

(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性)

哺乳類全胚培養法、子宮内手術、電気穿孔法による遺伝子導入等の各種胚操作技術

免疫染色、非RIin situハイブリダイゼーション等の各種染色技術

胎児脳のタイムラプスイメージング

GeneChipを用いたマイクロアレイ法

自然発症Pax6変異ラット・マウス

Pax6-floxedマウス(予定)