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(所属領域) 第四領域・計画班員 |
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(氏名) 野田昌晴 |
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(所属・職名) 自然科学研究機構・基礎生物学研究所 統合神経生物学研究部門・教授 |
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(電話)0564-59-5846 |
(FAX) 0564-59-5845 |
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(E-mail) madon@nibb.ac.jp |
(URL)http://niwww3.nibb.ac.jp/ |
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(メッセージ) 神経伝達を担う受容体やイオンチャンネルの構造と機能の研究を10年余り行った後、発生や個体生理といった高次の生命現象を分子レベルで解明することを研究テーマとするようになった。 脊椎動物の脳・神経系が、個体発生の過程で形成されてくるしくみ、また成体において機能するしくみについて、分子から個体のレベルまで連続的に研究している。魚、鳥、哺乳類を用いて、発生初期における脳・神経系の形成機構から、成体の脳における学習・情動・行動、薬理・生理、更に中枢神経系の再生機構まで、統合的に取り扱うことを目指す。特に力を入れているプロジェクトは以下の通りである。 (1) 網膜の発生過程における網膜内領域特異化のメカニズム(発表論文:Nature 382, 632-5, 1996; Mech. Develop. 98, 37-50, 2000; Science 293, 111-5, 2001; Development 130, 5203-15, 2003) (2) 視神経の視中枢への領域特異的投射のメカニズム(J.B.C. 275, 37957-65, 2000; Eur. J. Neurosci. 17, 2329-43,
2003; J. Neurobiol. 59, 34-47,
2004) (3) 視神経再生のメカニズム(新規プロジェクト) (4) 体液恒常性と塩分摂取行動制御の脳内機構(J. Neurosci. 20, 7743-51, 2000; Nature Neurosci. 5, 511-2, 2002; J. Neurosci. 24, 9276-81, 2004) (5) プロテインチロシンホスファターゼζ(PTPz)の関わる生命現象(記憶・学習、情動・行動、薬物依存等)(PNAS 98, 6593-8, 2001; Nature Genet. 33, 375-81, 2003; J. Neurosci. 25, 1081-8, 2005; Methods 35, 54-63, 2005) 「統合脳」には (4)のテーマで参加しておりますが、他のテーマでの共同研究の発展も期待しています。 |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) ホームページを参照下さい。 |