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(所属領域) 第4領域・計画班 |
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(氏名) 八木 健 |
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(所属・職名) 大阪大学大学院 生命機能研究科 時空生物学講座 教授 |
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(電話) 06-6879-7991 |
(FAX) 06-6877-1922 |
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(E-mail) yagi@fbs.osaka-u.ac.jp |
(URL)http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/yagi/index.htm |
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(メッセージ) 今の自己紹介:今想うと、学生の頃は乱読で、この世にある本質をどこかに、探し求めていた。その頃出会った本で、渡辺彗「生命と自由」(岩波新書)には、自分が求めていた科学の本質を感じることができた。意識をロウソクの炎に例えながら、今まさに燃えているロウソクの炎と5分後のロウソクの炎が、同じか違うかを問うていた。燃えている「もの」は異なるが、炎が燃え続けている「こと」には、連続性としての同一性があるというものであった。今、振り返ってみると、「こと」が知りたくて生態学、発生学をかじり野外に出、実験し、「もの」を捉えるために分子生物学の研究を行い、「もの」と「こと」を捉えるマウス個体での遺伝子操作技術を開発してきたのだと思う。と同時に、「もの」と「こと」にどこか囚われる中で「脳」と「心」への関心が広がってきたのだと思う。おかげで、心生物学なるグループ名をつけてしまい、いろいろなひとから追求されるはめになってしまった。現在は、心生物学の名の下で、脳にある多様化細胞膜分子群(CNR/プロトカドヘリン遺伝子群)に注目し研究を進めている。ほぼ完全に「もの」の虜となっている。「もの」に固執する思考回路の中、CNR/プロトカドヘリン遺伝子群、「もの」にあるエロチシズム(中沢新一「緑の資本論」)を感じつつ、磨きをかけ、求めて行ければと考えている。研究内容は、研究紹介を参照下さい。 研究班:この統合脳では、分子脳の立場から脳にある新たな概念や原理が生まれることを期待し、自らの研究を研究室の仲間と共に遂行し、同領域の研究者と活発に交流を行って行きたいと考えています。また、領域や分野を超えた研究者との交流や共同研究を行い、新たな研究の融合を試みて行きたいと考えています。若手支援班ですので、学生や若手研究者の力になれることも、しっかり考えてみたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。 |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 遺伝子解析技術、遺伝子工学技術、発生工学技術、タンパク質解析技術、細胞培養技術、ES細胞培養と遺伝子ターゲティング技術、マウス行動実験など、 遺伝子ターゲティング用の基本ベクター、細胞株、ノックアウトマウスなど |