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(所属領域) 第四領域・計画班員 |
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(氏名) 饗場 篤 |
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(所属・職名) 神戸大学・大学院医学系研究科
分子細胞生物学分野細胞生物学分野・教授 |
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(電話)078-382-5600 |
(FAX)078-382-5619 |
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(E-mail) aiba@med.kobe-u.ac.jp |
(URL)http://www.med.kobe-u.ac.jp/cell/index.html |
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(メッセージ) 大学院時代は細菌のプリン生合成系遺伝子の構造決定や発現制御の研究を行っていました。その当時マウスのgene targetingの技術が確立され、これからはマウスの時代であると強く感じたことを覚えています。このころから、脳研究に携わりたいと漠然と考えていたのですが、学位取得後、幸運にも実験動物中央研究所の勝木研究室でマウス発生工学の手解きを受けさせていただき、MITの利根川研究室に留学する機会を得ました。それ以来遺伝子操作マウスを用いた脳研究を行っています。これまでずっと良い研究環境に恵まれて来てシンプルマインドで通してきたのですが、神戸に来てからは少し落ち着いていろいろと考えを深めていけたら、と考えています。 「統合脳」ではこれまでの遺伝子操作マウスの総決算として、時期特異的マウスの解析によって、活動依存的な神経発生の臨界期等を決定する仕事をしたいと考えています。元々、遺伝学の研究室出身でありながら逆遺伝学ばかりをしているのですが、遺伝学者の考えるという作業が逆遺伝学でも重要になってきてシステムはますます巧妙になってきました。一方で、巧妙な系を用いたマウスの作製には時間もかかるし、最初にデザインしたマウスを作製するのに手間も何倍もかかるようになってきているので、研究に実際従事している大学院生に十分なモチベーションを与えることが困難な時代になってきているとも感じています。ともあれ、研究の当初から非常に優秀で人格的にも優れた研究者と共同研究してこれた自分は非常に幸運だと思っています。この研究のネットワークが「統合脳」に参加させていただいたことを契機にさらに広げられればと考えています。私はアグレッシブな性格だと誤解されることも多いのですが、全くそういうことはないので、気軽にいろいろな用件で声をおかけ下さい。 |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 遺伝子操作マウスの作製技術等:遺伝子操作マウスのデザイン等について、ご相談できると思います。特に現在我々が取り組んでいるテトラサイクリン誘導系を用いた遺伝子発現マウスについて、実際に実験する途上で得られた工夫等についてご相談することができると思います。 |