|
(所属領域) 脳神経科学 |
|
(氏名) 古川 貴久 |
||
(所属・職名)(財)大阪バイオサイエンス研究所 第4研究部・研究部長 |
||
(電話)06-6872-4853 |
(FAX)06-6872-3933 |
|
(E-mail) furukawa@obi.or.jp |
(URL) http://www.obi.or.jp |
|
(メッセージ) 私は医学部に入って、当初は臨床医になろうと思っていました。学部に上がって、研究室に出入りするようになったのをきっかけとして道を踏み外してしまい(笑)、卒業の時には本格的に研究を志しました。私は大学院入学当初から、「我々の中枢神経系の発生がどのようにDNAの塩基配列の情報としてプログラムされているのか」ということに興味がありました。留学にあたって、こういった問題にアプローチするのに、何らかのシステムに注目して研究を進めたいと思い、網膜を選びました。網膜は各ニューロンの形態もそれぞれ特徴的で、組織構築も非常に美しく気に入っております。私は特にDNA上の遺伝子発現プログラムを直接制御する転写因子やそれによる転写調節機構を中心として研究しています。現在は、網膜のニューロンの細胞運命の決定と、脳と目の増殖メカニズム、松果体の発生などを中心に、コンディショナルノックアウトマウス、チック胚、アフリカツメガエルの系を使って生体レベルでの機能解析を目指しています。 この班に加えて頂いて、ささやかでも貢献していきたいと張り切っておりますので、どうかよろしくお願いします。言うまでもないことですが、網膜は視覚系の入り口であり、生理学的にも興味深い組織です。この班を通じて、異なる視点や方法論をもった様々な研究の「出会い」があって、共同研究などに発展すればいいなと思っています。 |
||
(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) トランスジェニックマウスの作成 ES細胞の培養とblastocyst injection 網膜器官培養 アフリカツメガエル胚の操作やinjectionによる遺伝子発現 ニワトリ胚へのウイルスなどのinjectionとelectropolationによる遺伝子発現 (すべてについて受け入れ可能) |