(所属領域)   第4領域・公募班員

(氏名)     椎名 伸之

(所属・職名) 情報システム研究機構・国立遺伝学研究所         

       生体高分子研究センター・助手            

(電話)055-981-6864

FAX055-981-6865

(E-mail)

nshiina@lab.nig.ac.jp

URL

http://www.nig.ac.jp/labs/MacroMol/index.html

(メッセージ)

 学生時代から最近まで、微小管構築の研究と、微小管レール上を移動する新たな構造体の同定・解析をおこなってきました。最近になって、その新たな構造体の同定の過程で、神経細胞のmRNA輸送複合体(RNA granule)に局在する新たな因子を見いだし、RNG105と名付けました(1)RNG105は新規RNA結合タンパク質で、RNA granuleにおける局所的翻訳の制御因子の一つだと考えています。これがきっかけで、「シナプス刺激依存的な局所的タンパク合成とシナプス可塑性」にとても興味を持ち、その研究がメインのテーマとなりました。脳研究はほとんど始めたばかりで、その方法やテクニックなど、教えていただきたいことがたくさんあります。「統合脳」が、その最良の場となることを期待しています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(1) Shiina N, Shinkura K, Tokunaga M (2005) A novel RNA-binding protein in neuronal RNA granules: Regulatory machinery for local translation. J. Neurosci. 25: 4420-4434.

(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性)

分子生物学・細胞生物学に用いる一般的な設備と技術。

細胞分画・タンパク精製などの生化学の設備と技術。

蛍光顕微鏡による経時観察。