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(所属領域) 第五領域・公募班員 |
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(氏名) 鈴木 利治 |
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(所属・職名)北海道大学大学院・薬学研究科 神経科学分野・教授 |
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(電話)011-706-3250 |
(FAX)011-706-4991 |
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(E-mail) tsuzuki@pharm.hokudai.ac.jp |
(URL) http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3372/index2.html |
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(メッセージ) そもそも生態学をやりたくて理学部に入学したが。当時の生態学は記載の学問の領域を出ず、良さそうな先生もいなかったので発生学を学ぶことにした。助手時代、基生研で遺伝子発現制御の研究を行ったが、これからは脳科学であると感じて、米国で分子細胞神経科学を標榜する研究室に数年間滞在した。まさかアルツハイマー病の研究をやる(やらされる)とは、予想もしなかったが、自分の専門である生化学・分子生物学的な手法が役立った。最近は、研究室員(と言っても、ほとんどが修士課程のビギナー院生である)の増加と共に、研究がdiverseして、APPやAlcadeinの機能をさぐる細胞生物学的な解析や、てんかんの研究も始めた(そういう表現型のマウスが出来てしまった)。RIP (regulated intramembrane proteolysis)による遺伝子発現制御など、昔やった転写制御の研究に戻るような解析にも足を突っ込んでいる。病気に近いところでは、アルツハイマー病の新規診断マーカーの開発なども行っている。本職はβ-アミロイドの生成制御機構の解析である。若い時にきちんと神経科学を勉強する機会が乏しかったので、色々な方に教わったり、共同研究をお願いしたりして、なんとか研究を進めている。「統合脳」の他の領域の方々とも交流を深め、自分のサイエンスを発展させて行きたい。 以下。ご参考までに最近の論文から・・・・ (1) Araki, Y. et al., (2004) Coordinate metabolism of Alcadein and amyloid b-protein precursor regulates
FE65-dependent gene transactivation. J.
Biol. Chem. 279:
24343-24354. (2) Taru, H. & Suzuki, T. (2004)
Facilitation od stress-induced phosphorylation of b-amyloid precursor protein family members by
X11-like/mint2 protein. J.
Biol. Chem. 279:
21628-21636. (3) Araki, Y. et al. (2003) Novel cadherin-related membrane proteins,
Alcadeins, enhance the X11-like protein-mediated stabilization of amyloid b-protein precursor metabolism. J.
Biol. Chem. 278:
49448-49458. |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 人様のお役に立てそうな特別な技術も機器もないです。論文等で用いた多種多様な遺伝子類や抗体は、提供可能です(古いものは、研究室員の出入りが頻繁であるので見つからないこともありますが・・)。 |