(所属領域) 第5領域・公募班 |
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(氏名) 菅 敏幸 |
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(所属・職名) 静岡県立大学薬学部・教授 |
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(電話)
054-264-5746 |
(FAX)
054-264-5745 |
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(E-mail) kant@u-shizuoka-ken.ac.jp |
(URL)
http://w3pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/~yakuzo/ |
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(メッセージ) 私は、北海道大学理学部で博士号を取得後、サントリー生物有機科学研究所の研究員ならびに東京大学大学院薬学系研究科の助手・助教授を経て、平成17年4月より現職に就いています。このように各地を転々として参りましたが、一貫して「生理活性天然有機化合物の全合成」を中心に研究を展開しております。そのため、「統合脳」の研究者の中では数少ない有機合成化学者(ピュアケミスト)であると認識しております。このグループの仲間にいれていただくきっかけとなった研究は東大での岩坪先生との共同研究です。アルツハイマー病発症に重要なγ—セクレターゼ阻害剤の合成に端を発し、阻害剤の探索ならびに膜タンパク質の機能を解明するプローブの合成にまで展開することができました。また、本研究では天然物合成のために開発してきた独自の合成方法論が、阻害剤やプローブのコンビナトリアル合成に有効となりました。 ゲノム解析の終了した現在、疾患に関わる遺伝子が生み出すタンパク質に作用し制御する低分子化合物の重要性はますます増加しています。化合物を自由自在に設計し合成できるのは有機化学者の特権であり、薬学に携わる研究者がやらなくてはいけない課題であると考えています。「統合脳」では様々な分野の研究者と出会い、「合成の種」を見つけられることを楽しみにしております。また、共同研究の輪も広がることを期待しております。 最近の関連する論文 (1) Parallel Synthesis of DAPT Derivatives and
Their g-Secretase-Inhibitory Activity. T. Kan, Y.
Tominari, K. Rikimaru, Y. Morohashi, H. Natsugari, T. Tomita, T. Iwatsubo and
T. Fukuyama, Bioorg. Med. Chem. Lett.,14, 1983 (2004). (2) Ns Strategies: A Highly Versatile
Synthetic Method for Aminess. T. Kan, T. Fukuyama,Chem Comm, 353 (2004). (3) Solid-Phase Synthesis of Photoaffinity
Probes: Highly Efficient Incorporation of Biotin-tag and Cross-linking group.
T. Kan, Y. Tominari, Y. Morohashi, H. Natsugari, T. Tomita, T.
Iwatsubo, T. Fukuyama, Chem Comm, 2244 (2003). |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) 低分子有機化合物の合成(液相と固相)と構造解析 コンビナトリアルケミストリー |