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(所属領域) 第5領域・公募班員 |
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(氏名) 小松 雅明 |
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(所属・職名) 順天堂大学医学部・生化学第一講座・助手 |
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(電話)03-5802-1031 |
(FAX) 03-5802-5889 |
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(E-mail) mkomatsu@rinshoken.or.jp |
(URL)http://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/ seikagaku_saibo_seigyo/index.html
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(メッセージ)
自己の構成成分を非選択的に食べてエネルギーに変換する自食作用(オートファジー)の研究をしております。 オートファジーは、酵母などの単細胞生物では、栄養飢餓など非常事態に対応した生存戦略と考えられてきました。しかしながら、最近、高等動物においてオートファジーは単に飢餓時の栄養源確保だけでなく、侵入細菌の除去、抗原提示、細胞死など多彩な機能を有することが分かってきました。私たちは、肝臓特異的オートファジー不能マウスが、飢餓時の蛋白質分解阻害だけでなく、定常状態においてもユビキチン化された蛋白質や異常オルガネラの蓄積を引き起こすことを見いだしました。このことは、ユビキチン・プロテアソーム系と同様にオートファジーも異常蛋白質の分解を行っていることを示唆します。現在は、脳特異的オートファジー不能マウスの解析を進めております。ユビキチン。プロテアソーム系中心と考えられる蛋白質品質管理機構にオートファジーが関与しうるか?が、目下の課題です。脳研究に関しては、全くの素人ですので「統合脳」では様々な意見を聞かせて頂ければと考えています。 Komatsu M., et al., Impairment of starvation-induced and constitutive autophagy in Atg7-deficient mice. J Cell Biol, 2005. 169(3): p. 425-34. |
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(研究室で有する実験技術・リソースとその公開の可能性) ノックアウトマウスの作製、長寿命蛋白質の分解測定、哺乳類プロテアソーム精製 |