第12回 生理科学実験技術トレーニングコース アンケート結果(回答者160名)を御報告します。
 感想欄は、人為的な取捨選択は行わず、すべての御意見を掲載させていただきました。また重要な御指摘あるいは勘違いと思われるような御感想には、コース担当者が感想を加えさせていただきました。

身分
a.学部学生(20名) b.大学院生(修士)(51名) c.大学院生(博士)(49名) d.研究員(14名)
e.助手・講師(16名) f.その他(10名)

1. このトレーニングコースを何で知りましたか?(複数回答可)
a.インターネット(43名) b.雑誌等の広告(7名) c.友人・知人・先生の紹介(78名)
d.ポスター(35名)  e.以前参加したことがある(16名)
f.その他(3名)(大学の掲示板、日本神経化学会の会報)

2.参加動機は(複数回答可)
a.自分の研究レベル向上(108名) b.新たな分野を勉強したい(78名)
c.他の研究者との交流(48名)  e.生理研や総研大に興味があったため(19名)

3.インターネットを使った応募方法や電子メールによる連絡について(複数可)
a.便利でよかった(155名)  b.日頃電子メールを使わないので不便だった(0名)
c.やり方がわかりにくかった(0名) d.連絡があまり来なくて心配だった(3名)
e.連絡が多すぎた(0名)

 今年は、参加申込及びその後の連絡の一切をインターネット(電子メール)を使って行いました。ネットを使う環境にある方からのみの応募となったかもしれない、という点を差し引いても、このやり方で概ね問題ないものと考えます。後の感想にもありましたが、トレーニングコースのサイトを更に活用することによって受講者へ有益な情報を提供できるように工夫していきたいと考えております。

4.受講料(9800円)は
a.高い(20名)  b.ちょうどいい(115名)  c.安い(23名) 回答無し(2名)

 受講料は、生理学研究所ではなくすべて国庫(文部科学省)に納められます。したがって毎年、文部科学省に運営補助の申請をしております。本年度は特別に約100万円の補助がありましたが総予算にはとても満たない額であり、今後も申請を継続していくつもりです。

5.ロッジを利用しましたか?
a.利用できた(35名)  b.希望したが利用できなかった(83名) c.希望しなかった(42名)

6.トレーニングコースに参加するためにかかった交通費・宿泊費は
a.負担が大きい(42名)  b.これくらいはやむを得ない(97名)  c.大した負担ではない(20名) 回答無し(1名)

 学生の方、また遠方から来られる方にはロッジを優先して割り振ることができるよう努力はいたしましたが、「ロッジ宿泊を希望したが利用できなかった」方々からは、かなりのクレームあるいは落胆の声をいただきました。また、「ロッジを利用する前提で計画を立てていたが、利用できなくなり経済的に大変困っている」という声を何件かいただきました。ロッジに関しては「数に限りがある」ということを事前にもっと徹底しておくべきであったと反省しています。


7.講演は(複数回答可)
a.ためになった(75名)  b.面白かった(85名)  c.難しかった(56名)
d.興味が無い分野で退屈だった(9名)  e.内容が簡単でつまらなかった(0名)
f.その他(19名 )
・ 専門的すぎて、話の内容がわからなかった。
・ 講演によってはもっと長くてもよいと思ったものもあり、またもっと短くても良かったと思うものもあった。
・ 時間が長すぎてつらい。(集中して聴いていられない。)
・ 今回の半分の時間で十分です。
・ 時間が長かったためか、内容が広い範囲にわたり、ついてゆくのが少し大変だった。

 生理学全般への興味を深め幅広い理解と知識を得ることにつながるよう、講演は毎年、各分野の一流の方に御願いしています。「ためになった」と「面白かった」が多数を占めたことに当然といえば当然ですが、現在のように学問がかなり専門化、細分化している状況では、「難しかった」と「興味が無い分野で退屈だった」という声があがってくるのも仕方の無いところかもしれません。


8.生理学研究所の印象を自由に書いてください。(別項参照)

9.実習時間は
a.長い(1名)  b.ちょうどいい(122名)  c.短い(37名)

10.実習内容に満足しましたか?
a.大変満足(82名) b.満足(63名) c.まあまあ(11名) d.少し不満(3名)

11.実習の感想を自由に書いてください。(別項参照)

12.生理学研究所及びトレーニングコースへの要望があったら書いてください。(別項参照)





8.生理学研究所の印象を自由に書いてください。
(立地条件・環境について)
・ ずいぶん田舎にあると思った。
 そうですね。

・ 周辺に生活関連の店が少なく、移動も不便(名鉄以外は)だが、研究環境に恵まれている。
・ 敷地も広く、環境・設備はさすがだなと感じました。周辺がもう少し便利だと言うことないと思う。
・ 本屋・食堂等があまりないと思われた。
 上記のような点は、私達も実感しているところですが、経営上の問題もあり、なかなか難しい問題です。

・ 食堂が国立なのに高い。
 食堂は経営的に独立しているので、国立私立は関係ありません。

(生理研の雰囲気)
・ レベルの高い研究をしているにも関わらず和やかな雰囲気を感じた。
・ 何度か来させて頂きましたが、実験が集中してできそうです。
・ 思ったよりもかなり開放的で好感が持てた。
・ いろいろな専門家がたくさんおられるという印象を持ちました。
・ 皆さんが伸び伸び実験されているようでした。
・ 真剣でありながらも楽しみつつ研究をしているという印象。
・ きっと自由に研究をさせてくれるのでは、という印象を持ちました。
・ すばらしい研究員と施設で、研究に専念できて、理想的な環境だと思いました。
・ SCIENCEに対するmotivationが高い研究者が多く、また全国から集まっており、とても刺激的なところだと思いました。
・ いろいろな専門の先生方がおられて、相互に相談しあえる良い関係だと思った。とても活気のある研究所だと思いました。(研究室間の交流があり、オープンな雰囲気)
・ 研究分野の近い研究室が多数集まっており、白熱した議論ができる研究所であると感じられる。
・ 生理学研究をされる方がたくさん集まって、共同研究の環境及び交流の環境がすばらしい。予算(研究経費)にめぐまれているようで羨ましく思います。
・ 恵まれた研究環境で、最先端の研究が、多数の分野に渡っておこなわれている。
・ 研究費が豊富。研究室が少し少ない。研究の質が高い。
・ 最先端の研究ができ、それに必要な設備が整っている(実験装置の数が多い)。
・ 技術課があるのがうらやましい。

(他の大学・研究所等と比較して)
・ 大学の研究室とはずいぶん違う雰囲気だと思った。本当に研究所という感じでした。研究する環境がすごく良さそうで、うらやましい限りです。
・ 大学の教室とは違い研究分野の幅の広さや施設の充実さを感じた。
・ 設備や個人の研究スペースが整っていて実験しやすそうであった。普段の実験を見たことがないので、想像するしかないのでけれど研究に集中できそうな環境だった。
・ 私の研究室にはない様々な装置があり驚きました。
・ ドクターコース以上の方ばかりなので、ずいぶん雰囲気が違う。
・ 大学と比較すると清潔で設備が整っているが、若さが少しない(学生が少ない)
 この点は最大のメリットであり最大の問題点でもあります。教育のDutyが無く研究に専念できる事は研究者にとっては非常にありがたいことです。しかし、学部学生がいなくて大学院生の数が少ないため研究所全体に若々しい雰囲気が足りない感じがあります。また日本のように卒業後も同じ大学に在籍することが多い状況では、こういう研究所にくる大学院生(総研大入学あるいは他大学からの国内留学)の数がどうしても限られてしまいます。

11.実習の感想を自由に書いて下さい。

(全体として)
・ 生理研として、思っていた以上に力をいれていることに驚きました。先端の分野について、細やかな指導に触れ、満足しました。
 このような感想を持って頂くと、苦労の甲斐があったと所員一同とても嬉しく思います。

・ 実習の操作自体もためになりましたが、研究の実際の困難さback groundなどをよく体感し、理解でき、今後の自分の研究の参考になりました。
・ 先端で何をどのように研究しているかについて、少しでもうかがうことができたのは有益だった。
・ 自分の所属している研究室を離れて、実習することで、視野が少し広くなったと思う。
・ 他の研究室で行っている事とハダで感じる事ができて勉強になりました。こういう機会がたくさんあればいいと思いました。
・ 難しく感じたが、普段では経験できないことを経験することによって、研究に対する考え方が少し深まったような感じを得た。
・ 知識・技術ベースの向上に役立った。
・ 実習のみならず、幅広く周辺の知識を教えてもらって、非常に役に立った。
・ 短時間ではあったが、重要ポイントを押さえながらできたのが良かった。海馬についての理解も多少なりとも理解を深めることができたと思う。
・ スライスパッチの技法だけでなく、パッチクランプや生理学の基礎的な所も詳しく教えてもらえて、とてもためになった。
・ 現在のバイオセンサーの状況やカルシウムの測定をどのように行っているかが体験できたよかったと思います。
・ 系統的なレクチャーで良かった。
・ 実践としての画像解析を行え、また日頃の疑問をざっくばらんにディスカッションできる場として、非常に参考になりました。
・ 指導教官の一人がfMRIをされているのでTaskを作成したり、見学したりしていたのですが、今回の実習でいろんなことが明確になりました。
・ SPMだけでなくMRIの仕組みを平易に解説して頂いたのが良かった。
・ まさに勉強したいと思っていたことを教えて頂けたのでありがたかった。
・ 入門からアドバンスまで非常にためになった。
・ ウインドウズの使い方が分からなくて苦労したが、現在はこのくらいのことは常識になったのだと思った。
・ もう少し人数が少ないとよかったかもしれないですが、これだけたくさんの人が興味をもっているのだと驚きました。
・ 初心者でも理解できるくらいわかりやすかった。
・ 今まで解析でつまっていたところが、前進できた。ようやくSPMをツールとしてつかえるようになったと思う。
・ まず実際に経験してその実際の理論を学ぶという事で、比較的短期間で勉強できたと思う。できれば実際の課題作成呈示記録を経験できればよかったと思う。
・ パッチクランプの概要を理解し、電気回路を理解するという当初の目的が達成できて大変満足です。
・ 基礎から学習できたことで自分のためになったと感激しています。
・ 講義が入っていたのが役立ちました。
・ 実習のはじめに基礎的なことについての講義があったためにわかりやすかった。同じことをひたすらっくり返すのではなく、次々に新しいことができてよかった。ひとつひとつのデータについての解釈の仕方を教えてもらえたのもよかった。
・ 日頃かかえていた問題、悩まされていた問題が一気に解決できて大変助かっている。
・ まだ未解なことも多いのですが、何を知るべきかという問題点がはっきりしてきたように思います。
・ 一気に様々な疑問が解決されたのと、知ることによって様々な疑問がまた湧いてきました。とても有意義でした。是非、また来年も来たいです。

(実験技術の意味)
・ 実験は本で読むより実際に目で見て覚える方が明らかに効率が良く、たいへん役に立ちました。
・ 人数が少なかった分、具体的な実験についての質問ができ、観察において丁寧な解説をしていただいて、ためになりました。
・ 文献を読むだけではイメージのわからなかったことが、実際目にすることにより理解が深まり、とても有意義でした。久しぶりに若い人と勉強ができて、刺激になりました。
・ 実習では、パッチクランプの原理や基本的手技を手取り足取り丁寧に教えて頂き、今までとてもとっつきにくかったパッチクランプが身近に感じられ、非常に有意義な5日間でした。
・ 細かな実験操作を丁寧に教えて頂けたので大変良かったです。実習の課題すべてについて満足できるデータが得られなかったのは心残りです。
・ スライスパッチの標本づくりから、記録・解析まで一通り教えていただいて、大変勉強になりました。また、コースの参加者の行う実験にそって、標本作りなどを臨機応変に変えていただけたのが、よかったです。
・ 実習内容は充実しており、またテクニカルの面で今後応用できるものを学べたことが有意義でした。
・ 実験方法も多く学ぶことができ、今後の研究に役立てたいと思います。
・ なかなか他の分野の世界を見る機会というものもありませんから、自分の現在行っている実験外の手法を体験できてよかったです。
・ 自分の手で実際に手技をこの費用でやらせて頂けるのは大変有り難かったです。

(先生たちへ)
・ 先生方の対応がとてもよく、いろいろと勉強になりました。他の実習生の方々の話もおもしろくためになったと思います。また様々な分野の人たちが来てくれてこのような考え方もあるのかと感心しました。
・ 実際の実験中に浮かぶ疑問をぶつけることが出来、楽しく学べた。
・ 不得意な分野のコースに挑戦した為、厳しい5日間を予想していましたが、先生方が大変親切に教えてくださったので、楽しく実習させていただく事ができました。
・ きちっと準備をして下さっており、また親切、丁寧に教えて下さいました。質問に対してでも、納得がいくまで応えて下さいました。とてもよかったです。
・ 非常に実践的で良かった。しかし疲れた。先生方が話しやすい人で良かった。
・ コースを担当するには、普段から、自分のセットや実験についてクリアにしておかねばならず、大変なことだと思いました。
・ 個人的には、今後の進路相談及び人生相談・身の上話など、多種多様な領域まで、ディスカッションできたことに対して、感謝の気持ちで一杯です。

(新しい分野に挑戦しました)
・ 日頃、自分がやっていないことができて充実した実習期間を過ごせたと思う。ただ実習が終わった後、周り(付近)に何もないのがつらかった。
・ 電子顕微鏡は今まで扱ったことがなかったので、非常に勉強になりました。
・ 自分が今行っており研究分野とは違う分野だったのですが、実験を実際に行うことにより、本に書いてないようなことをたくさん知ることができました。また、他の研究者の方々と話すことができたのも、大きな収穫でした。
・ 普段の研究と全く違う分野だったので今後の研究に非常に刺激になったと思う。
・ 新しい分野を知ることができとても有意義で満足した。
・ 初めてパッチクランプ法に接する機会でありましたが、はじめから実際に測定を行うことができたので、モチベーションが高いまま講習を続けることができました。非常に中身の濃かった講習であると感じました。
・ パッチクランプでは経験がなかったので、基礎的な事からの講義に加え、実習でも疑問にこころよく答えて頂き、大変勉強になった。
・ いつもと全く違う分野の実験をやらせてもらい、非常に楽しかったです。実際に手を動かしてみると、教科書で学んできたことが、実感として理解できたような気がします。こらから様々なことを勉強しなければと思ったし、他の研究者の方々の話を聞いていろいろ考えることもあり、有意義な5日間でした。

(交流を深めました)
・ 事前の予習が不足していたと思う。自分の勉強がまだ全然足りないことを実感した。しかし、多くの実習生と交流をもてたことが、今後につながると思う。
・ 毎日、夜遅くまで指導していただいた。また、他の分野の人との交流を持つことができ、良い経験となった。
・ 様々な研究のバックグラウンドをもっておられる方々と、話をする機会が十分にあり、大変有意義だった。
・ たくさんの先生や学生の人たちと有意義で楽しい時間をすごせて楽しかった。今までちゃんとわか
ってなかった、パッチクランプの理論が分かって大変よかった。実習に参加できてよかったです。

(苦労しました)
・ 難しかったです。少しでも理解できていたらなあ、と思っているところです。
・ 途中からの出席となったので、頭の中で整理することが難しく部分的にしか実習内容を理解できなかったことが残念である。
・ 欲をいえば、もう少しやりたかったのですが、仕方ないと思います。ここでの経験は以降の研究に役立てていきたいと思います。
・ すばらしいコースなのですが、僕のレベル(知識、技術、背景)が低すぎて、ついてゆくのが大変でした。
・ スライスパッチはむつかしかった。いろんな経験ができて楽しかったです。
・ 初歩的な質問にも、何度もくり返し、丁寧に答えていただくことができて、本当にためになりました。自分のデータをもってこれることを目標にがんばりたいと思います。

12.生理学研究所及びトレーニングコースへの要望があったら書いてください。

(日程等について)
・ トレーニングコースを体験できる人数を増やして欲しい。または回数を増やしてほしい。
・ 期間を長くするか人数を減らして、もう少しじっくり取り組みたい。
・ このトレーニングコースの準備は大変だと思うのですが、今後も続けていただければと思います。
年2回あると有難いです。
・ 2タームあればよいのに、と思った。
・ もう少し長いともっと色々な事ができると思います。
・ もう少し期間が長ければよかったです。また、夏季だけでなく、冬季もあればさらに疑問点などを質問できるのでいいと思いました。
 準備、経費、人員等が大きなネックであり、年2回というのは実現困難な問題です。また、研究がコースの前後で2週間近くストップするのも大きな問題です。

・ 春、秋など涼しい季節だとよいと思います。(夏は秋の学会へ向けて忙しくなる時期なので、春など他の季節に開いていただけるとありがたい。)
 学部学生の方もおられますし、大学院学生は夏休み期間以外は実験に追われる方も多いと思います。また逆に春や秋は学会準備で大忙しという方々もおられます。私達にとっても、ほぼ全員あるいは全研究室が参加できるのは、夏休み期間以外は不可能に近いことです。

・ 昨年よりも実習時間が増えて、今年は時間・内容的に満足できた。
・ 開催日のことですが、臨床にいますので、休日の入る5日間でして頂けるとありがたいです。
・ 先生方は本当に大変だと思う。ある程度の報酬をあげるべきだと思う。個人的には、slice patch clampのトレーニングは2週間に伸ばしたほうがもっと徹底的にトレーニングの目的が達成できると思う。

(コース全体のこと、懇親会等)
・ もう少し人数を減らして行った方がよい
 残念ながら採択されなかった方々からは、全く逆の御意見が寄せられています。今年度は各コース担当者に「できるだけたくさんの方々に参加してもらえるように」御願いした経緯がありますので、この点は御理解いただくしかありません。

・ 初日、コンファレンスセンターの場所がわかりにくかったので、案内を出してもらいたかった。
 ホームページに地図を掲載し、また看板の設置等も行いましたが、どうしてもわかりにくい場所ですね。今後はよりわかりやすい案内を検討していきます。

・ 研究所内の見学ができたらいいです。
・ 産業界との連携(民間研究所との共同(委託研究))はやっていただけるのでしょうか?
・ 企業からの参加者については参加費を学生の2〜3倍高くしても良いと思います。
・ 今後も、トレーニングコース等、“参加型”の研究会を開催して頂きたいと思います。

・ 期間中にもっと理解を深められるような参考図書等を紹介して欲しかった。
 実習中、担当スタッフに直接ご相談なさらなかったのでしょうか?

・ 懇親会があるとすれば、初日より最後の方にしていただけると(実験をした後にしていただけると)いろいろなことを話しあえると思います。
・ トレーニングコース参加者同士の交流は少ない気がする。そのような機会があれば尚、良いと思う。
・ 懇親会(全体の)を開いてほしかった。
・ 参加者用のクロークや休憩室が欲しかった。
 全体の懇親会については、今後予算や時間配分等も考慮しつつ検討していきたいと思います。

・ 昼食を用意して欲しい。
 コースによっては、昼食は仕出し弁当の注文をしていたようです。

・ ロッジに朝食をつけてほしい。
・ 宿泊施設(ロッジ)の充実。
・ 山手ロッジが遠い。
 これは宿泊費(1500円程度)を考慮すれば、仕方の無い問題だと思います。当然ながら「ホテル宿泊」という選択肢もある訳ですから。

(ホームページ、応募等)
・ トレーニングコースの実習本ぐらいの詳しさでwebで紹介していただけるとコースを選択する際、いい参考になると思いました。
・ 募集時の内容紹介がはっきりしないので、もう少し具体的に何を使ってどのようなことをするのかも書いてほしい。
・ Homepageを更に充実していただければと思います。
 実際の実習内容については、決定した受講者のレベルや指導にあたるスタッフの事情を考慮しながら計画していくため、募集時点ではなかなか詳しいところまで案内できないのが実情です。決定次第随時ウェブ上で紹介できるようにしていければベストなのでしょうが、我々もなかなかそこまで手が回りません。なお、ホームページの充実については今後努力していきたいと思います。

・ 7月末、ホームページにアクセスできず、困りました。このような時のために、テキストにも生理研への来かたなどを載せておいていただけるとありがたいです。
 来年以後は気をつけたいと思います。

(実習コース全般について)
・ コンピュータに関するコースなどがあれば、さらに良いです。
・ Molecullar Biologyのコースを増やして下さい。神経系におけるproteomics analysisのコースを増やして下さい。
・ PETの話も聴きたかったです。脳神経化学的なコースもあるといいです。自分の頭の中が見れると期待していました。
・ in vivoでの電気生理実験に関するトレーニングコースを設けて頂きたいと思います。
・ in vivoの電気生理のコースを開講してほしい。
・ 医、薬、生物学出身者は、生理学を学んでおられますが、他学の人はあまりやっておらず、その方向性もなかなかきまらずにいます。できれば基礎生理学などもやってもらいたいと思っております。
・ 自分たちよりコースわけがあってもいいと思うし、逆にいろんなコースをつまみぐいできるのもあっていいと思います。
・ 実習期間や実験内容にバリエーションをつけて選択の幅を広げたらよいのではないかと思いました。
 現在、生理研のほぼ全ての研究部門が実習を担当しております。もっと多くのコースを設けるのは難しいところもありますが、受講者のニーズも考慮しつつ計画していきたいと思います。

・ 少し分野の異なる研究者・大学院生のためのレクチャーコースがあってもよいと思う。例えば学習記録の機構などのテーマで3日間、基本的なことから最近のトピックまで、セミナー形式で、自由に質問しながらできると、ただ本や論文を読むだけよりもずっと理解が深まると思う。
 今回はあくまでも「生理科学実験技術トレーニングコース」ですので、ご提案いただいたような環境は他のセミナーや研究会に参加することで得られるのではないかと思います。

・ PCもしくはWSを準備してほしかった。でも無理でしょうか?
・ ちょっと古いネットワークを使わせてほしかった。ワイヤレスランの基地局があったらよかった。

・ もっと早い時期(実習開始の1ケ月くらい前)ぐらいから、具体的な内容実験を行うために必要な参考資料を示していただけると、全体的にスムースな実習が行えるのではないかと感じられる。
 7月中旬にテキストを送付したと思いますが、これより早いテキスト作成は困難なのが実情です。さらに早く参考資料を希望される場合は、直接担当者にご相談していただければ良かったかもしれません。

(個々の実習コースに関するご意見)
・ 人数が多かったのでもう少しわけて欲しい。
・ 実習のグループ4人で、各グループ1台の機器であったため、自分が実際にできる時間が少なかったので改善して頂けたらと思います。
・ できれば、人数当たりのパッチの台数を増やして欲しい。
・ 他人の実習の間の待ち時間が多かった。
 さらに受講者を絞ればよりきめ細かい実習ができるのですが・・・。

・ オペレーション実習主体だったので、慣れると多少時間が余ったりして、たいくつな時がありました。自分は工学部で、自大学のシステムとの違いが主な視点であったので、多少時間配分に不満がありました。生理学分野の方も多く、解析(データの処理の後に来る検証)がもっとほしかったです。最終日がその本質に一番近づいていた感じがしました。
・ 結局使わないデータは取らないでもよいのではないかと思いました。システムはあるのですが、被験者の経験が無かったので体験できて良かった。
・ patchグループを2つぐらいに分けて1つの議題をdebateする機会もあるといいと思います。
・ テキストの演習の答えが欲しい。(計算式も一緒だとうれしいです)
・ 仕方ないとは思うが溶液の作成ミスなどがあり、待ち時間が少し長かったかもしれない。きちんとしたメンテナンス、心の準備をして臨んでほしかった。
・ 実習時にチューターの方がもう少しいてくれたらという感はあったが、自分の実力なので仕方がないと思った。
・ fMRIの撮像ができるようになればと思います。
・ 実際のデータを使った実用的カリキュラムでよかった。実験(MRIを使った)を含んだコースを強く希望します。
・ コースの性質上、手を動かすことが多いですが、実験での問題点を話しあえる時間があると良いと思う。そうゆう意味では、もう少しゆったりできる日程が欲しかったともいえる。

(もっとレベルわけを)
・ 初心者コースに行ったのに、周囲が初心者とは思えないくらい良く出来る方ばかりだったので、かなり落ちこぼれました。(超初心者コースをつくってほしかったです)でも全くの白紙状態で来た事を考えれば、現在はずいぶん成長したと思います。
・ パッチクランプは全く初めてだったのですが、わかりやすく指導していただき、とてもよかったです。もう少し自分が分かっていればより深い知識やコツなんかをきけたと思いました。(という訳で、パッチクランプの中・上級コースがあればいいのにと思います。)
・ 新しい分野を教えて頂くので、レベル的には同じ人々が集まったと予想していたが、かなり大きな差があるのを感じた。(先生方の労力は大変だと思う)
・ 今回のコースは人数も多く、経験している人、していない人で差があったように思います。コースの中でも班を決める際に単なる個人的希望だけでなく経験による細分けをした方が、私にとってはやりやすい気がしました。ちなみにスライスパッチでは経験者別に組みわけをしており、有意義であったと聞いてます。またこのような機会がありましたら、進んで参加したいと考えています。
 参加者の皆さんのBackgroundが各々違いますので、このように様々な御意見が寄せられます。初心者コース、初級コース、中級コース、上級コースと分けて実習ができれば理想的ですが、設備と人員の関係で困難なのが実情です。今後の大きな課題です。