課題番号3
免疫電子顕微鏡法
重本隆一,窪田芳之
生体のはたらきを知るためには、まずその構造を知り、機能分子がその構造の中でいかなる分布、局在、動態を示すかを知ることが、基本的に重要である。
電子顕微鏡レベルで分子の局在を可視化するためには、特殊な例を除き、特定の分子を選択的に、且つできるだけ高解像度で標識することが必要となる。
免疫電子顕微鏡法(免疫 電顕法)とは、超微形態レベルで抗原分子の局在を特異抗体を用いて観察する免疫組織化学法のことである。
本コースでは免疫電顕法として神経科学で広く使われている酵素抗体法と金属標識抗体法を、神経伝達物質受容体の局在解析を例として紹介する。
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