課題番号15
生理学実験のための電気回路・機械工作
(1. OPアンプによる増幅器とチェンバー作製)
大庭明生
本実習コースは、電気回路工作・機械工作実習を通して、研究を進める上での「もの作り」の大切さを知ることを目的としています。
実習内容は、電気生理の実験手法の一つであるパッチクランプ実験をテーマに、初心者から中級レベルの方まで満足のいく内容を考えています。
電気回路工作では、昨年まで行ってきた生体電気用アンプの製作から、今年度はサウンドモニター回路の製作に切り替えました。
このサウンドモニター回路は、パッチ電極と細胞の位置関係を音の変化で知らせるもので、パッチクランプ実験に大いに役立つものと思われます。
この製作により回路設計の基本、回路図の読み方、はんだ付け技術、測定技術の習得を目指します。
機械工作では、アクリル製バスチェンバーの作製を通して、機械設計のポイント、材料の選択、加工手順、縦フライス、旋盤、ボール盤等の工作機械の使用法を習得します。
本実習コースは、一人の方が最初から完成まですべて行う、より実践型の実習であることを特長としています。
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