課題番号8

パッチクランプと電気生理学実験解析法

久木田文夫, 岡村康司, サビロブ ラプシャン, 森信一郎, 清水貴浩, 井上 華, 岡田泰伸

生理学的研究のエッセンスは刺激と応答の関連を詳細に調べることで、生理機能に関与している生体、組織、細胞及び分子の働く機構を解明することに尽きます。脳神経などの生体反応の中で電気的変化を測定する研究を電気生理学的研究と呼んでいます。本コースは電気生理学的研究で現在の中心をなしている「パッチクランプ法」と「アフリカツメガエル卵母細胞の二本差し電極法」の実習とデータ解析を通して、生理学研究の概要を理解していただく入門編のコースです。様々な分野の学生・大学院生で大学院で生理学の研究を始めてみたい方、生理学とはどのような学問研究なのかを知りたい方は大歓迎です。我々講師陣としては「生理学とはこんなに面白いのか」を体験していただくために準備を進めています。勿論、初心者・既習者も歓迎しますが、具体的にどのようなことが知りたいかを申し込みの際に言っていただけるとコース分け等で対応していきたい考えています。
実習では
1)培養細胞を用いたパッチクランプ法、データ取り込み・解析、或いは
2)卵母細胞の2本差し電極法の実習を行い、電気生理学の実験を行う際に役に立つ研究所独自の周辺技術などを実地に体得していただきます。
奮ってご応募ください。

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