課題番号9

スライスパッチクランプ(1.基礎コース)

井本敬二,伊佐 正,川口泰雄,根東 覚,籾山明子

スライスパッチクランプ法の基本的理論、技術を習得し、中枢神経系の神経細胞とシナプスの基本的性質を電気生理学的に正確に記録・解析できるようになることを目的とする。主な実習内容は、スライスパッチクランプ実験システムの理解と操作方法 の習得、中枢神経組織スライス(大脳皮質、海馬、大脳基底核または脊髄)の作製。そして、神経細胞からホールセルパッチクランプ法による記録を行い、発火特性の解析、イオンチャネル(ナトリウム、カリウム、カルシウムチャネルなど)特性の解析、及びシナプス後電位・電流の記録から神経伝達物質受容体チャネルの解析、色素の注入による記録後の神経細胞の染色などを行う。
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