実習準備の資料のページ

[ASCONE講義は無事終了しました]

講義終了に伴い、デモプログラム noiseGaborpatch.mおよび閾値測定プログラム setcriteria_afc_noisequest.mの公開を終了しました。以下の資料については参考のため残しておきます。(2007/10/18)

[はじめに]

本講義ではMATLABを使用した単純な心理物理的実験を体験していただく予定です。実習の準備として、当日までに以下の作業をしていただけますとよりスムースに実習が行えます。ラップトップPCをご持参いただける方はぜひあらかじめご準備いただけたらと存じます。

[動作環境]

WindowsのPCを使用します。Macintoshでも動作するかもしれませんが、動作の保証はできません。

[断り書き]

デモプログラム noiseGaborpatch.mおよび閾値測定プログラム setcriteria_afc_noisequest.mは本講義のチューターを担当していただいている玉川大学脳科学研究所の則武 厚さんに作成していただき、同じく本講義のチューターを担当していただいているATR脳情報研究所 柴田 和久さんとわたし吉田とが加わって動作テスト、仕様決定などを行いました。

これらのプログラムは,ASCONE2007用のデモンストレーション用のために作成されたものです。実際の心理物理実験や生理実験に耐える仕様にはなっておりませんのであらかじめご了承ください。環境変数を制御することやOSからのインターラプトを防ぐテクニック等はwebを参照し,各自,自分で実験環境に合う用に作成してください.

[作業の概要]

作業は大きく分けて
1) MATLABをインストールする
2) Psychophysics toolbox 2をインストールする
3) デモプログラムの動作確認をする
4) 閾値測定プログラムの動作確認をする
となります。

[1. MATLABをインストールする]

MATLABはVer.6.5以上をインストールしてください。

実験データの解析にstatistics toolboxに入っている関数を使用しますのでお持ちの方はインストールしておいてください。(ない場合は当日申告してください。)

MATLABをお持ちでない方はサイバネットのサイトから30日間の評価版をダウンロードすることも可能です。(会員登録が必要です。また、学生の方は利用できません。)

[2. Psychophysics toolbox 2をインストールする]

Ver.2とver.3があります。Ver.2のほうをインストールしてください。http://psychtoolbox.org/PTB-2/download.htmlからダウンロード可能です。

インストールの手続き:

i) http://psychtoolbox.org/PTB-2/download.html#winにあるhttp://psychtoolbox.org/PTB-2/downloadwintoolbox.htmlのリンクからPsychToolbox_2.54.zipをダウンロードします。

ii) PsychToolbox_2.54.zipを解凍して、専用のフォルダにすべてのファイルを入れておきます。ここではC:\Psychtoolboxとしておきます。フォルダ名は自由ですが、"Program files"のようなスペースのあるフォルダや"デスクトップ"など日本語のフォルダに入れないほうが無難です。

iii) http://psychtoolbox.org/PTB-2/downloadwintoolbox.htmlから
WaitSecs254update1.zip
CopyText254Update1.zip
をダウンロードします。

iv) WaitSecs254update1.zipおよびCopyText254Update1.zipを解凍して、
WaitSecs.dll
CopyText.dll
CopyText.m
を作ります。

v) WaitSecs.dllを"C:\Psychtoolbox\PsychBasic"のフォルダに入れます。
CopyText.dllとCopyText.mを"C:\Psychtoolbox\PsychClipboard"のフォルダに入れます。

vi) MATLABを立ち上げます。C:\Psychtoolboxおよびそのサブフォルダにpathが通るようにします。
pathtoolのコマンドでpathの設定ダイアログが出てきますので、そこで「サブフォルダも追加」でC:\Psychtoolboxを指定して閉じます。
(「保存」をすると初期設定ファイルに書き込まれますので、 そのまま「閉じる」にしておいたほうがよいです。)
以上で設定完了です。

[3. デモプログラムの動作確認をする]

noiseGaborpatch.mをダウンロードしてください。

C:\Psychtoolboxにパスが通っているのを確認した上で、
noiseGaborpatch
とコマンドを打ち込みます。

実験環境を入力するダイアログが出ます。使用しているPCの横幅(cm)、縦幅(cm) を入力してください。画面から目までの距離(cm)、刺激が中心からどのくらい離れているか(視野角)は実験をやりやすい値に設定してください。

入力が済んで、OKをクリックすると、灰色の背景、中心に白い点、白い点の下に砂嵐上の正方形と斜めの縞模様が提示されます。刺激が見えたら正しく動作していることが確認できました。

うまくいかないときはご連絡ください。

[4. 閾値測定プログラムの動作確認をする]

setcriteria_afc_noisequest.mをダウンロードしてください。

C:\Psychtoolboxにパスが通っているのを確認した上で、
setcriteria_afc_noisequest
とコマンドを打ち込みます。

実験環境を入力するダイアログが出ます。使用しているPCの横幅(cm)、縦幅(cm) を入力してください。画面から目までの距離(cm)、刺激が中心からどのくらい離れているか(視野角)は実験をやりやすい値に設定してください。

入力が済んで、OKをクリックすると、つぎに閾値測定実験の設定を入力するダイアログが出ます。データ保存用ファイルの名前、試行数、第一試行の刺激のコントラストを入力してください。後者二つに関してははじめはデフォルトの値でやってみることをおすすめします。

OKをクリックすると、視覚弁別の閾値の測定プログラムが動き出します。課題が始まります。白い点が出ている間は点を注視します。各試行で2回刺激が提示されます。初めの刺激に縞模様が出たときはfキーを、あとに刺激に縞模様が出たときはjキーを押してください。成績に従って縞模様のコントラストが変わります。はじめに指定した試行数が行われると課題が終了して保存用ファイルに閾値が記録されます。

閾値コントラストが試行数ごとに推移しているのが出力されていると思います。安定した値が続いている場合は実験がうまくいっています。安定した値が続いていない場合は途中でキーの押し間違いをしたか、試行数が充分足りないかのどちらかだと思います。試行数を多めに設定して繰り返してみることをおすすめします。

同様の課題を当日の実習でも行いますので、ある程度試して慣れておくと当日よりよいデータが取れるかと思います。

ラップトップの液晶の明るさや部屋の明るさ、点を注視できているかどうか、画面から目までの距離などによって閾値は影響を受けます。一定の条件でテストしてみることをおすすめします。

スクリプトがうまく働かないときはご連絡ください。


作成:生理学研究所・認知行動発達・吉田 正俊