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2017/12/12

2017年度 痛み研究会 開催について

生理学研究所 研究会 「痛みを中心とする有害状況適応の神経戦略バイオロジー」
開催日;2017年12月14日(木)13:00- 15日(金)お昼頃
開催場所;自然科学研究機構 岡崎コンファレンスセンター 

研究会趣旨

 痛みは、生物の生存戦略の中でも最も根源的かつ基本的な機能である。痛みを言語的に訴えるのはヒトだけの特徴だが、痛みの経験によってその行動を変化させ、有害な状況を避けることによって生存可能性を向上させる戦略は、無脊椎動物からも広く観察される行動原理である。組織損傷や炎症の検出メカニズム、あるいは、それらの伝送機構の詳細は、近年の分子生理学および神経解剖学の発展によってかなり明らかにされてきた。
 一方、そのシステムとしての全体像の理解はまだ十分に進んでいない。ほとんど進んでいないといってもよい。「痛みシステム」の作動原理の理解には、①検出された侵害受容情報はどのように局所処理されたのちに上位中枢に送られているのか、②侵害受容信号が脳内のどのような機能に関与する神経回路に分配されそれぞれにおいてどのように処理されるのか、③その情報に基づいて、 動物の行動プログラムがどのように最適化されるのか、 ④その最適化の背景にある神経可塑性機構を支える作動原理はどのような機構か、そして、⑤これらの機構を介した適応化機構が慢性痛などに代表される合目的性に乏しい病的な痛みの形成にどのように関与しているか、そして、それはどのように改善・緩和しうるか、などのテーマに神経生物学として迫る多角的なアプローチが必須である。 これらの問題は、ヒトが、そして多くの動物がなぜ痛みを苦痛ととらえそれを避けることを学習するのか、という記憶とこころの問題にも通じている。最新の神経生物学的手法を駆使した最先端の研究成果をもとに、その機構と意義を討議することを通じて、痛みの生物学的意義に迫る。

代表提案者;加藤総夫(東京慈恵会医科大学)
世話人;富永真琴(岡崎統合バイオサイエンスセンター)

お知らせ

2017年12月11日
参加登録された方には抄録のご案内をいたしました。
2017年12月04日
プログラムを掲載いたしました。
2017年12月01日
ロッジは満室となりました。(お申込みの済みの方はご利用可能です。連絡済12/1)
2017年11月01日
サイトをオープンしました。演題・参加登録を開始します。