2020年度生理研研究会 第10回社会神経科学研究会 開催のお知らせ

お知らせ
  • 第10回社会神経科学研究会は盛会のうち終了いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
  • Zoomの参加の際は、名前を”受付番号+登録氏名”に変更してください。参加方法は、名前の変更が簡単な『ミーティングID』での参加をお勧めします。又は、プロフィールをカスタマイズする方法もあります。[2020/11/11]
  • 参加登録をされたみなさんへ、ZoomミーティングIDと抄録集ダウンロードについての案内を送信しました。 [2020/11/11]
  • プログラムを公開しました。[2020/10/6]
  • 参加登録を開始しました。[2020/10/1]
  • HPを公開しました。参加受付は10月1日開始予定です。[2020/9/14]

第10回社会神経科学研究会 「社会性の創発・発達,その多様な軌跡」

概要

ヒトの形質は、胎児期からの「身体―環境」の相互作用を連続的に重ねながら創発し、多様に水路づけられていく。さらに、個の発達は周囲の社会、文化の形成に影響を与え、それが次世代の個の形質を創発させる制約環境そのものとなる。

本研究会では、きわめて社会的な生物として進化してきたヒト特有の形質が創発・発達する軌跡(機序)、その普遍性と多様性、さらにその背後にあるメカニズム(機構)について議論し、ヒトの社会性発達の原理解明を目指したい。

今、情報科学技術の急激な発展は、実世界と仮想世界とが交錯する新たな時空間を生み出しつつある。ヒトが生きる環境がこれまでにないスケールで激変している今、次世代のヒトの社会性発達に与えうる影響などについても思いを巡らせたい。

 

重要なお願い 

本研究会は、クローズドの研究会として未発表データについて深く議論するために、参加者の皆様には以下のようにご協力をお願いいたします。

  • 参加登録フォームより事前参加登録をお願いします。
  • 参加者全員に守秘義務を負っていただくこととし、秘密保持に関する同意を得られた場合に限り参加登録可能とさせていただきます。(詳細は参加登録フォームにてご確認ください。) 
  • 研究会開催中の撮影、録音など、また、配信URLを他者に知らせたり、内容をSNSへ公開する等、すべて禁止します。

活発な議論を呼び起こすために必要な措置として、皆さまのご理解とご協力いただければ幸いです。

提案代表者:
明和政子(京都大学大学院教育学研究科)
所内対応者:
定藤規弘(自然科学研究機構生理学研究所) 

 

開催日程

2020年11月19日(木)12:55 ~  11月20日(金)12:05 

詳細はプログラムをご確認ください。

 

会場

WEB開催(Zoom)

ミーティングIDとPWは後日参加登録者へご案内いたします
 

講演者(敬称略・50音順)


浅田 稔 大阪大学先導的学際研究機構 共生知能システム研究センター・特任教授
磯田昌岐 自然科学研究機構生理学研究所・教授
板倉昭二 同志社大学赤ちゃん学研究センター・センター長
乾 敏郎 追手門学院大学大学院心理学研究科・教授
大平英樹 名古屋大学大学院情報学研究科・教授
小川健二 北海道大学大学院文学研究院心理学講座・准教授
菊水健史 麻布大学獣医学部・教授
小池進介 東京大学こころの多様性と適応の統合的研究機構・准教授
小坂浩隆 福井大学医学部・教授
西田淳志 東京都医学総合研究所社会健康医学研究センター ・プロジェクトリーダー
藤原武男 東京医科歯科大学・教授
森口佑介 京都大学大学院文学研究科・准教授

 

定員

50名
 

会費

 参加費 無料
 

参加申し込み(事前登録制 )

登録期間: 2020年10月1日(木) ~ 11月10日(火)
 

お問い合わせ

生理研事務局   pps-kenkyukai[@]nips.ac.jp  ※ [@]を@にして送信してください

プログラム

抄録集のダウンロード方法は参加登録者へメールにてお知らせしました。[2020/11/11]
Zoomの参加の際は、名前を”受付番号+登録氏名”に変更してください。参加方法は、名前の変更が簡単な『ミーティングID』でのご参加をお勧めします。(受付番号は、11/11付のメールに記載していますのでご確認ください。)
又は、プロフィールをカスタマイズする方法もありますので、ご協力をお願いいたします。

 

2020年11月19日(木)

12:30 受付開始

12:55 -

13:00

Opening Remarks

明和政子(京都大学大学院教育学研究科)

 
Session 1 / 座長:明和政子(京都大学大学院教育学研究科)

13:00 -

13:30

「ロボットとの共生社会学」

浅田 稔(大阪大学先導的学際研究機構)

13:30 -

14:00

「能動的推論、視点取得からコミュニケーションへ-発達原理を考える-」

乾 敏郎(追手門学院大学大学院)

14:00 -

14:30

「実行機能の発達の社会神経科学的検討」

森口佑介(京都大学大学院文学研究科)

   
Session 2 / 座長:髙橋英彦(東京医科歯科大学 精神行動医科学)

14:30 -

15:00

「社会性と自閉スペクトラム症:脳画像研究」

小坂浩隆(福井大学医学部)

15:00 -

15:05

break(5分)

15:05 -

15:35

「オキシトシンは人間関係のバイオマーカーか」

藤原武男(東京医科歯科大学)

15:35 -

16:05

「社会の形成における内分泌の役割」

菊水健史(麻布大学獣医学部)

 

11月20日(金) 

08:30-

受付開始
   
Session 3 / 座長:定藤規弘(自然科学研究機構生理学研究所)

9:00 -

9:30

「腹側運動前野と内側前頭前野の機能連関から自閉スペクトラム症を考える」

磯田昌岐(自然科学研究機構生理学研究所)

9:30 -

10:00

「共同注意を支える生理的基盤」

板倉昭二(同志社大学赤ちゃん学研究センター)

10:00-

10:30

「共感性と視点取得に関わる神経基盤と発達過程」

小川健二(北海道大学大学院文学研究院)

   
Session 4 / 座長:松田哲也(玉川大学脳科学研究所)

10:30-

11:00

「スティグマの生物・心理・社会学的研究」

小池進介(東京大学こころの多様性と適応の統合的研究機構)

11:00-

11:30

「ライフコース疫学による思春期主体価値の形成過程と人生への影響の解明:

東京ティーンコホートの知見から」

西田淳志(東京都医学総合研究所社会健康医学研究センター)

11:30-

12:00

「内受容感覚と意味概念に基づく社会的感情の創発」

大平英樹(名古屋大学大学院情報学研究科)

12:00-

12:05

Closing Remarks
定藤規弘(自然科学研究機構生理学研究所)