第39回 自然科学研究機構シンポジウム

自分の限界を超えるため、生命維持のため、色々な状況で、からだは今日も頑張っ ている!オリンピック金メダリストを育てたコーチング哲学から、低温などの厳しい環境 を冬眠で生き抜くメカニズムまで、頑張るカラダについて、4人の専門家が解説します。

参加無料 事前予約制 先着150名様

受付終了しました!たくさんのご応募ありがとうございました!
           

開催概要

開催日時

12:55~16:20
12:00~14:30 研究所紹介のブース展示あり
※ただし、当シンポジウムのブース展示入場は12:00からとなります。

会場

名古屋市科学館 生命館 地下2階  サイエンスホール

主催

大学共同利用機関法人自然科学研究機構、名古屋市科学館

参加無料 事前予約制 先着150名様 
お申込み方法

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※事前申し込みされた方は科学館観覧料が無料になります(プラネタリウム・特別企画を除く)

*講演の事前質問をオンラインフォームにて受け付けております
事前質問フォーム
お問い合わせ

第39回自然科学研究機構シンポジウム 事務局 自然科学研究機構岡崎統合事務センター企画評価係
電話:0564-55-7123(平日 8:30-17:15)

当日スケジュール

12:00

開場・研究所紹介のブース展示開始

12:55 - 13:00

開会挨拶

川合 眞紀(自然科学研究機構 機構長)

13:00 - 13:35

西田基宏先生(硫黄呼吸)

講演1 「イオウの働きから生命力をよむ」

生理学研究所 心循環シグナル研究部門 西田基宏先生(硫黄呼吸)
私たちの身体は、電気を発することで生命活動を営んでいます。つまり、電池の原理を考えることで、生きる力(生命力)を予測できると期待されます。地球環境にやさしい長時間使用可能な電池として、リチウムーイオウ電池が注目されています。イオウ原子は複数連なることで、電子の授受反応を長い時間、効率的に行います。最近、イオウ原子が複数個連なってできる超硫黄分子が私たちの身体の中にも豊富に存在することが明らかにされました。本講演では、超硫黄分子をみることで分かってきた生命力維持のしくみとその医療応用の可能性について紹介します。

13:35 - 14:10

山口良文先生(冬眠)

講演2 「冬眠する哺乳類のカラダの不思議」

北海道大学 低温科学研究所 生物環境部門 冬眠代謝生理発達分野 山口良文先生(冬眠)
冬眠は、食料や水が枯渇する厳しい季節、主に冬季を、低体温の動かない状態で乗り切る現象です。外気温にその体温が左右される変温動物であるサカナ、カエル、カメ、ヘビなどは、寒い季節には低体温となり動きが鈍くなった結果として冬眠するとも言われています。一方、私たちヒトをはじめとする哺乳類は、体のなかで熱を作り出すことで体温を37ºC付近に維持している恒温動物です。多くの恒温動物は、低体温状態が長く続くと、心臓が止まり組織が痛み死んでしまうため冬眠できません。しかし、ヤマネ、シマリス、ハムスター、コウモリ、クマなどの一部の哺乳類は、低体温で冬眠することができます。本講演ではそんな冬眠する哺乳類のカラダの不思議を、最先端の研究をまじえて紹介します。

14:10 - 14:30

休憩

14:30 - 15:05

結城匡啓先生(コーチング)

講演3「スピードスケート金メダリスト・小平奈緒選手の成長を支えて」

信州大学, 学術研究院教育学系 結城匡啓先生(コーチング)
信州大学に入学してきてから指導し続けた小平奈緒選手が13年目にしてスピードスケート日本女子初となる金メダリストに輝きました。講演では,金メダル獲得を目指す過程で大きな飛躍のきっかけとなった『オランダ留学』での彼女の『進化』をふりかえりながら,彼女の学びの深まりの原点となる学生時代からの指導内容やチームづくりについてご紹介したいと思います。また、ステキなご両親との心温まるエピソードや、レース直後に韓国選手と健闘を讃えあったあのシーンを生み出したコーチング哲学についても触れてみたいと思っています。

15:05 - 15:40

小泉愛先生(トラウマ克服)

講演4 「脳が教える『頑張らない』を頑張る理由」

株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所  リサーチリサーチャー 小泉愛先生(トラウマ克服)
些細な友達との喧嘩で学校に行きたくなくなったり、怪我を経験してからスポーツにのめり込めなくなったりすることは、多くの人が経験することです。頑張りたいのに頑張れないと感じることがあるでしょう。しかし、実はあなたを守るために、脳は「頑張らない」を頑張ってくれている場合もあります。私たちの脳には、さまざまな環境や状況を生き抜くために、嫌なことや危険なことを避けるようにあなたの気持ちや行動を導く仕組みがあります。「頑張れない」を頑張っている毎日を振り返る新しい視点を持つきっかけとなる、脳の仕組みや最新の脳科学について触れていきます。

15:40 - 16:20

パネルディスカッション

16:05 - 16:15

名古屋市科学館からご案内

16:15 - 16:20

閉会挨拶
鍋倉淳一(生理学研究所 所長)

アクセス

名古屋市科学館公式WEBサイト
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/

名古屋市科学館 生命館 地下2階 サイエンスホール

生命館地下2階サイエンスホール

〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号
(芸術と科学の杜・白川公園内)

名古屋市科学館公式WEBサイト
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/

交通アクセス

● 地下鉄:東山線・鶴舞線 「伏見」駅下車、 4・5番出口から南へ徒歩5分
● 市バス:「広小路伏見」下車、南へ徒歩5分
● 名鉄バス:「白川公園前」下車、北へ徒歩5分

シンポジウムチラシ