生理学実験技術データベース
Experimental Techniques for Physiological Sciences
A-2
Last update: 2010-04-07
ニホンザルの血液・血清生化学正常値
Normal values of blood and serum of Japanese monkeys (Macaca fuscata) by biochemical tests
| 名称 | ニホンザルの血液・血清生化学正常値(生理研版) |
|---|---|
| Summary | To examine values of blood and serum of monkeys by biochemical tests is important to check these health conditions. In this study, we examined these values in Japanese monkeys (Macaca fuscata). The normal values and gather statistics on the values were showed in Table 1-3. |
| 対象動物 | ニホンザル161頭（雄86頭、雌75頭） |
| 飼育環境 | 動物実験センター内。狭体付きステンレスケージで個別飼育。温度25±1℃、湿度50±10%、照明6:00-18:00明期、換気回数15回/日。発砲状飼料（PS）、水道水を自由摂取、果物等補食を適宜与えた。 |
| 検査方法 | 検査の前日午後から絶食し、塩酸ケタミン（キシラジンおよび硫酸アトロピン前投与）を大腿後部に筋肉内注射した。不動化状態に至った後、橈側皮静脈から22G注射針で4ml採血し、1mlをEDTA-2K添加採血管に分注。血液検査（8項目）に用いた。残りは凝固促進剤入り採血管に移し、30分間静置後3000rpmで10分間遠心分離し血清を採取。血清生化学検査（22項目）に用いた。 |
| 検査機器 | 血液検査 COULTER T-540(ベックマン・コールター株式会社) 血清生化学検査 富士ドライケム3500v(富士フィルム)またはPOCH-100IV(シスメックス株式会社) |
| 結果 | 検査結果の測定値は平均値とその標準偏差を求め、表に示した。（表1～3）ニホンザルの健康状態を把握する上での参考値として活用されることを望む。検査結果 |