生理学実験技術データベース
Experimental Techniques for Physiological Sciences

C-1 Last update: 2010-03-31

マウス脳水平断アトラス

Horizontal atlas of mouse brain
Summary Horizontal atlas of mouse(C57BL/6) brain. The section is stained by cresyl violet,cytochrome c oxidase, and acetylcholinesterase in every three pieces.
用途 3種類の染色法(AChE染色とCO染色、Nissl染色)でマウス脳水平断のアトラスを示す。
特徴 一般的に、脳のアトラスには神経細胞を染めるNissl染色が多く用いられるが、特に視床の様な 多数の核がある場所では核の識別が難しく、見分けがつきにくい。しかし、AChE染色とCO染色、Nissl染色の3種類の染色法を用いる事で、細かな場所もコントラスト良く染まり、核の識別が容易となった。
試料の作製方法 使用動物 C57BL/6Cr Slc adult mouse(29.4g)
① マウスをネンブタールで麻酔後、4% PFA / 0.1 M PBにて灌流固定。
② 脳摘出後、20% sucrose / 4% PFAで後固定とクライオプロテクションを一晩同時に行う。
③ クライオディッシュの底面に脳の背側が接する様に置き(脳のBregmaとLambdaが水平になる様に注意する)、組織の周囲にOCTコンパウンドを入れ、ドライアイス・アセトンで組織を凍結する。
④ クライオスタットを用いて、50 μmの厚さで薄切する。
⑤ AChE染色とCO染色、Nissl染色を用いて試料を染色する。
染色方法 染色方法
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