生理学実験技術データベース
Experimental Techniques for Physiological Sciences

G3-23 Last update: 2010-08-25

MRI計測用樹脂製マウス頭部固定装置

The development of mouse head fasteners made by resin for MRI measurement
用途 ヒト用MRI装置で、マウスの頭部を観察するための樹脂製頭部固定装置
特徴  現在まで、実験に携わる研究者と装置の製作に長けた開発者が共同で固定器具の開発作業を行う機会がなかったためにMRI計測用マウス頭部固定装置の開発は遅れていた。
 今回の製作では、測定時にマウスの装着のし易さやマウスの個体差に対応できるように、微調整可能なスライド式の構造と簡単なねじ止め式による固定法を採用することにより、より柔軟で強固な樹脂製の頭部固定装置の開発に成功した。
 実際にこの製作した頭部固定装置を使用してMRIでマウスの脳の観察を行ったところ鮮明な画像を得ることができた。
The hyperammonemia is made to develop the mouse, to observe the cerebral edema that happened at that time by MRI, the mouse head anchor made by resin was produced.
The clear image was obtained with the produced mouse head anchor.
使用法 予めベッド固定用補助具を使い内側イヤーバー付ベッドにマウスを固定後、マウス固定装置にベッドごと固定する。マウスの固定が終わったら、送受信コイルホルダーを取り付け、コイルがマウス頭部中央に来るように位置合わせして固定ネジで固定する。
参考資料 ベース部平面図前歯固定部コイル固定部マウス固定器と補助具全体図
部品一覧表
・頭部固定装置本体
デルリン樹脂の板材
・ネジ
ポリカーボネート(デルリンでツマミ部分作製)
参考資料 ・小原正裕(2009) MRI計測用樹脂製マウス頭部固定装置の製作 生理学研究所技術課報告 第31号