生理学実験技術データベース
Experimental Techniques for Physiological Sciences

G3-35 Last update: 2013-01-15

NMRプローブ(鞍型コイル、直径15mm、300MHz)

NMR-probe (Saddle shape coil, 15mm-diameter, Resonant Freq. 300MHz)
Summary This is a NMR-probe for 1H, which is a saddle shape coil, 15mm diameter, resonant frequency 300MHz.
用途 観測用コイルとして直径15mmの鞍型コイルを使い、共鳴周波数300MHzのNMR装置(磁場強度7T)で使用するプロトン用NMRプローブを製作する。
本プローブにより、プロトンのNMRスペクトルおよびMR画像を取得できる。
特徴 簡易に製作でき、試験的に使用できる。
ただし、チューニングとマッチングに注意を要する。
製作方法
  1. 銅線を直径15mmの鞍型コイルとなるように折り曲げ、観測用コイルを製作する
  2. 300MHzより5%から10%程度、高い共振周波数となるようにコンデンサーを選択し、観測用コイルと並列にコンデンサーをハンダ付けする
  3. チューニング、マッチングボックスを製作する
  4. チューニング、マッチングボックスに観測用コイルをハンダ付けする
  5. NMR装置のマグネット内径と同サイズの導電性筒内で、300MHzの周波数調整ができることを確認する
注意点 NMR装置での使用は自己責任でお願いします。
非磁性部品を使用しなければいけないため、銅線、コンデンサー、ハンダなどはあらかじめ磁石に付かないことを確認しなければいけない。
詳細資料 プローブ回路図製作したNMR用プローブプローブ拡大図