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2. パッチクランプ法を用いた温度感受性TRPチャネル解析

細胞生理研究部門 (富永 真琴)

   現地開催が中止となった場合にはこのコースは開催されません。
内容  パッチクランプ全細胞記録法によってイオンチャネルの温度による活性化電流記録を学びます。非選択性陽イオンチャネルで高いCa2+透過性を有する温度感受性TRPチャネルの機能解析を学びます。温度感受性TRPチャネル(主にカプサイシン受容体TRPV1とメントール受容体TRPM8)を強制発現させたHEK293細胞を用いて化学物質刺激と温度刺激による電流活性化をパッチクランプ法によって観察し、電気生理学的特性を比較します。電流と温度情報を同時に取り込み、Arrhenius plotを作成して活性化温度閾値を求めます。マウスから後根神経節ニューロンを単離し、TRPチャネルの電気生理学的応答の記録を行います。
集合日時 8月 2日(火)  9:00
集合場所 生理研(山手地区)2号館 6階西 (細胞生理研究部門)
持ち物 ・上履き
・筆記用具
・log計算のできる電卓(できれば)
・白衣は必要ありません
連絡事項 可能であれば、「最新パッチクランプ実験技術法」(吉岡書店)を読むことを勧めます。
動物実験教育訓練の受講は不要です。
スケジュール
8月 2日(火) 
朝から基礎講義
8月 3日(水) 
朝から夕方まで実習
8月 4日(木) 
朝から夕方まで実習
8月 5日(金) 
朝から昼頃まで実習、午後は14時頃までデータに関するディスカッションを行います。
最終日は14時半に終了する予定です。

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