トレーニングコース詳細 > 実習コース一覧 > コース11の詳細
11. ゲノム編集による遺伝子改変動物作製のための発生工学技術
遺伝子改変動物作製室 (平林 真澄)

内容 | 染色体上の遺伝子配列を自由に変換させたジーンターゲティングマウスは、相同組換えにより標的遺伝子を改変したES細胞の作製、組換えES細胞の受精卵への導入という2つの過程を経て作製される。標的遺伝子の個体レベルでの解析を可能とするジーンターゲティングマウスは、ヒト疾患の発症メカニズムや脳神経機能の分子メカニズム等を解明するのに大いに役立っている。加えて、現在、ゲノム編集技術の発展に伴い、遺伝子改変動物を用いることがさらに身近になっている。2013年に細菌の免疫システムを応用したCRISPR/Cas9によるゲノム編集が報告され、より簡易に、そして短期間で遺伝子改変動物作製が可能となった。このゲノム編集ツールで使われるのが受精卵へのマイクロインジェクション法である。このようにジーンターゲティングマウス作製技術やゲノム編集を可能にする受精卵マイクロインジェクション法を学ぶことは、様々な分野の研究者にとって大いに有益と考えられる。 |
集合日時 | 8月 2日(火) 9:00 |
集合場所 | 生理研(山手地区) 2号館 7階西 (遺伝子改変動物作製室) |
持ち物 |
・上履き ・筆記用具 |
連絡事項 | ・最終日の終了時刻は、都合にあわせて、個別に別途対応可能です。 動物実験教育訓練(オンライン)の受講が必要です。 |
スケジュール |
|
実習コース一覧に戻る