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16. SPMを用いたヒト脳のfMRIデータ解析入門

心理生理学研究部門 (福永 雅喜)

 
内容  ヒトの脳活動を非侵襲的に計測できる fMRI (functional MRI; 機能的MRI) は、認知神経科学領域で必須のツールとなっています。本コースでは、fMRIデータ解析においてスタンダードとなっているソフトウェア (SPM12) を用いて実際に解析し、処理の手順と必要性を学びます。データの前処理、実験デザインと推定、統計検定、個人・集団解析といった基本処理の解説、実習を行います。さらに、多ボクセルパターン解析、デノイジングなど、新たな解析手法の内容についても説明します。トレーニングコース受講後、一連のfMRI解析を参加者自身で実施できるようになることを目標とします。
 本年度はオンラインにて開催します。参加者の経験を把握するため、別途アンケートを実施しますのでご回答ください。
集合日時 8月 2日(火) 9:00
集合場所 オンライン(Zoom)
必要なもの 本コースはオンライン開催のため、受講参加者自身にPCをご用意して頂きます。

・VirtualBox上の仮想マシンとしてLinux(Lin4Neuro)を走らせることが可能なコンピュータ。PCのスペックは、以下の推奨条件を参考にして下さい。 (推奨環境)
OS:Windows10, 11 64bit版 または macOS 10.14.6(Mojave)- 12.0.1 (Monterey)
CPU: Intel Core i7/i9、Intel Core i5(クロック周波数2.0GHz以上)、または AMD Ryzen 5以上の性能を有するもの (注意: 現在、Apple M1は、VirtualBoxで仮想マシンが動作できないため利用出来ません)
RAM:8GB以上 (可能ならば16GB以上を推奨します)
ハードディスク:100GB以上の空き容量 (外付けハードディスクも可)
2ボタン以上のUSBマウス (必須ではありませんが、持っていると便利です)、仮想環境のセットアップ等の準備方法は、開催前に別途連絡します。

・安定したネットワーク接続環境
・Zoomがメモリを相当量消費し動作が遅くなる場合があること、ご自身の作業画面と受講画面を切り替えずに見やすくできることから、仮想環境による解析用PCと、Zoom 受講用のPCもしくはタブレットを別途をご準備されることをお薦めします。
連絡事項 ・参加希望者はオンライン登録とは別に、次の4項目のアンケートに回答し、本コース担当者 (メールアドレス: nipstrainingcourse[at]gmail.com([at]を@に変換)) に送ってください。応募者多数の場合、アンケート内容を参考に受講者の選考を行います。

1. 主たる実験者としてfMRI実験を実施する予定の有無
2. fMRI画像解析の経験年数
3. PC操作技術の有無(MATLABなどのソフトウェアの環境構築を一人でできる程度)
4. 統計の知識と実践(分散分析・重回帰分析)の有無。

メールの標題は「2022年TC参加アンケート回答」とし、〆切は募集締切日までとします。
スケジュール 8月 2日(火) 講義・実習
8月 3日(水) 講義・実習
8月 4日(木) 講義・実習
8月 5日(金) 実習・まとめ

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