平成25年度 生理学研究所 研究会

シナプス恒常性維持の分子基盤とその破綻

詳細

日時6/6(木)12:20 ~ 6/7(金)13:00
場所 生理学研究所(明大寺地区) 職員会館2階 大会議室(PDF / PNG
代表者 大塚 稔久(山梨大学 医学部 生化学講座第一教室)
所内対応者 深田 正紀(生理学研究所 生体膜研究部門)
参加登録 参加登録は終了いたしましたが当日参加も可です。

概要

 学習や記憶、情動の発現などの脳高次機能が正常に働くためには、脳内の神経回路網での適切な情報処理が不可欠である。この情報伝達の要がシナプスであり、内的・外的要因によるシナプス応答のメカニズム(恒常性維持の分子基盤)の解明は、基礎的神経科学の発展のみならず、最終的には、気分障害、自閉症や統合失調症といった精神神経疾患の発症機序の理解に繋がると考えられる。一方で、シナプスに着目した研究においても、扱う対象生物(線虫、マウス、ヒトなど)、用いる実験技術の種類や規模が年々多様化しており、一研究室が全てを担うことは困難である。そこで、シナプス研究を分子から個体レベルまで統合的に解析し、正常機能とその破綻がどのような疾患・障害につながるかを明らかにするために、第一線で活躍する様々なバックグランドを持った研究者を招聘し、かつ演題数を絞込むことで、十分な質疑応答の時間をとる。そして、そこから次世代の新たテーマの発掘、新分野の創設につながるような共同研究を見出すことも今ひとつの目的である。

プログラム

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