メルマガハッシン!<オシロロジー Mail Magazine Vol.1>を発行しました。

平成28年4月25日発行

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(オシロロジー)」

 関連の皆様

                 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会

拝啓

 晩春の候、緑の季節を迎えようとしておりますが、
 皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

 このたび新年度をむかえ、新学術「オシロロジー」で、
 Mail Magazine(メルマガ)を発行することになりました。
 オシロロジー広報・アウトリーチ委員会から微力ではございますが、
 領域全体のさらなる発展のため、情報を発信できればと思います。
 どうぞよろしくお願い致します。

 季節の変わり目でございますので、
 皆様どうぞご自愛下さい。

                               敬具
 

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さっそくですが、今号の目次です。

◆オシロロジー Mail Magazine Vol.1目次◆

【1】公募班決定(★注目★)

   公募班(A05班、B04班、C04班)が決定しました。


【2】南部先生から班員に向けて一言(★注目★)

   新年度を迎えて班員の皆様に向けて、

   領域代表の南部先生にお言葉を頂きました。


【3】国際的研究者派遣・招聘:H28年度前期分追加募集

   計画班の皆様へのお知らせです。


【4】事業実施報告

   2015年度に実施された事業について。


【5】今後の行事予定

   2016年度に予定されている行事について。


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【1】公募班決定(★注目★)


公募班(A05班、B04班、C04班)が決定しました。

公募班の研究代表者の先生の所属・御名前(23名、敬称略)と研究課題名です。

  • A05班:新規の集団発振現象を探索


東北大学・講師 阿部 十也
 「新規MRI技術で神経回路の電気活動発振と自律性周期性形態変化との関係を解明する」


筑波大学・医学医療系・教授 松本 正幸
 「嫌悪事象の検出と回避に関わる神経活動の発振現象


東京大学・先端研・講師 高橋 宏知
 「聴知覚を生み出す視床・聴覚野システムの発振現象と情報流」


金沢大学・医学系・准教授 三枝 理博
 「時計ニューロン集団による概日リズム発振の神経生理学的基盤解明と操作」


京都大学・情報学研究科・講師 水原 啓暁
 「コミュニケーションを実現する神経オシレーションの階層協調」


大阪大学・生命機能研究科・准教授 田村 弘
 「大域的ネットワークにおける神経振動伝達様式」


慶應義塾大学・医学部・講師 高田 則雄
 「マウスfMRIと蛍光観察を融合させた視床網様核新規カルシウム発振の全脳作用の解明」


同志社大学・准教授 苅部 冬紀
 「腹側被蓋核の振動現象を大脳皮質-大脳基底核-視床の運動性回路との関係から探る」


基礎生物学研究所・研究員 田中 康裕
 「高速2光子軸索機能イメージングにより探索する軸索神経活動の発振現象」


生理学研究所・教授 吉村 由美子
 「大脳皮質視覚野オシレーションを担う神経回路の経験依存的発達」


独立行政法人国立精神神経医療センター 本田 学
 「「阿吽の呼吸」の神経基盤」


  • B04班:データ対話的な数理モデル構築


富山大学・准教授 上田 肇一
 「自発的かつ柔軟な同期状態遷移を実現する脳神経ネットワーク構造と非線形性の解明」


北陸先端科学技術大学院大学・助教 日高 昇平
 「神経ネットワークの高次情報解析に基づく非線形動力学モデルの構築」


大阪大学・基礎工学研究科・教授 野村 泰伸
 「間欠制御と強化学習を統合した姿勢・歩行運動制御とその障害の動的モデル構築」


九州工業大学・生命体工・准教授 我妻 広明
 「脳-身体-環境における動的関係性を扱う情報の時空間階層性:ロボット設計原理の検討」


大分大学・工学部・教授 末谷 大道
 「リザーバ計算に基づく記憶と学習の背後にある力学系構造の解明」


公立はこだて未来大学・教授 佐藤 直行
 「脳波コヒーレンスによる情報回路の推定」



  • C04班:介入による発振制御と臨床応用


東京大学・医学部附属病院・助教 濱田 雅
 「発振現象を基盤とした革新的神経修飾法の開発」


新潟大学・脳研究所・教授 笹岡 俊邦
 「ドーパミン受容体及びNMDA受容体変異マウスを用いた大脳基底核回路の機能解析」


京都大学・霊長類研究所・教授 高田 昌彦
 「パーキンソン病サルモデルの多領域多点同時記録による集団発振現象および同期化の探索」


慶應義塾大学・医学部・准教授 田中 謙二
 「線条体におけるカルシウム振動の描出と生理学的意義の解明」


同志社大学・准教授 高橋 晋
 「介入による脳内発振現象の制御と新規治療法の開発」


国立研究開発法人理化学研究所 林 拓也
 「デフォルトモードネットワークの動作原理と機能解明」





公募班の先生方、これから大変お世話になります。

どうぞよろしくお願い致します。





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【2】南部先生から班員に向けて一言(★注目★)


新年度を迎えて班員の皆様に向けて、

領域代表の南部篤先生から激励のお言葉を頂戴致しました。



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新学術領域研究「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」 (略称「オシロロジー」)班員の皆様へ:


「オシロロジー」も2年目に入り、皆様の研究も本格稼働していることと思います。
本領域は、発振現象、特に神経における非線形な発振現象から、ヒトの人たる所以(ヒューマンネイチャー)や神経・精神疾患の病態を理解するとともに、これら疾患の治療へとつなげることを目指すものです。そのために異分野との連携、具体的にはA探索班、B理論班、C介入班をまたぐ共同?連携研究が求められています。また、4月から23の公募班を迎え、新たな仲間も増えます。そのため連携研究にむけたマッチングと、早期の領域会議を行おうと考えています。

このメイルに引き続き、事務局より領域会議のお知らせ等が行くと思いますが、 宜しくお願いします。


領域代表 南部 篤(生理学研究所)



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南部先生、誠にありがとうございました。





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【3】国際的研究者派遣・招聘:H28年度前期分追加募集


計画班の皆様へのお知らせです。

本領域は平成27年度-31年度の国際共同研究加速基金(国際活動支援斑)に採択されています。



国際的研究者派遣・招聘申請のH28年度前期分の追加募集を行います。

〆切:2016年6月20日(月)



海外への渡航(派遣)もしくは海外からの研究者招聘に本基金の利用を希望する際には、

申請書に必要事項を記入の上、事務局までご送信ください。

 申請書:オシロロジーメンバーページ内の国際共同研究加速基金派遣申請書・招聘申請書

 事務局:oscillology[at]nips.ac.jp





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【4】事業実施報告


昨年度(2015年度)に実施された事業について報告致します。




□ 日本臨床脳磁図コンソーシアム第3回教育研修プログラム

(2015年8月29-30日、京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター会議室・MEG計測室)



■ キックオフシンポジウム

(2015年9月24日、東京大学福武ラーニングシアター(本郷キャンパス))



□ 重度コミュニケーション障害者の意識に関する研究会(C02班)

「人間(性)の境界(限界・条件・拡張性)―Locked-in syndrome(重度身体障害のために意思疎通が困難な人々)の自己意識に関する調査から」

(2015年11月20日、立命館大学)



□ 第1回データベース委員会会議

(2015年11月27日、理化学研究所東京オフィス)



□ 第1回ECoGネットワーク会(A03・A04・B02・C02班合同)

(2015年11月30日、京都大学医学部附属病院)



■ 第1回領域会議

(2016年1月14-15日、福岡市ルイガンズホテル会議場)



□ 神経データ解析ワークショップ

(2016年2月22日、京都大学医学部附属病院)



□ 第4回ヘテロ・ニューロ・アナリシス研究会

(2016年3月9日、東北大学医学部星陵会館2F大会議室)



□ 第18回浜松医科学シンポジウム

(2016年3月11日、浜松医科大学附属病院多目的ホール)



□ 第2回ECoGネットワーク会(A03・A04・B02・B03・C02班合同)

(2016年3月15-16日、京都大学医学部附属病院)



□ B03-A04共同研究打ち合わせ会(A04・B03班合同)

(2016年3月16-17日、九州大学)



□ 第93回日本生理学会大会公募シンポジウム(A01, A02班合同)
 「ネットワーク病としての神経・精神疾患」
(2016年3月23日、札幌コンベンションセンター)



□ 第3回ECoGネットワーク会(A03・A04・B02班合同)

(2016年3月31日、京都大学医学部附属病院)



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【5】今後の行事予定


今年度(2016年度)に予定されている行事です。




■ 第2回領域会議

(2016年6月27-28日、札幌ガトーキングダム(総括班会議は27日午前中の予定))



■ 包括脳全体集会

(2016年12月19-21日、学術情報センター(東京))



□「脳と心のメカニズム」ワークショップ

(2017年1月11-13日、ルスツリゾート(北海道))





皆様奮ってご参加の程、よろしくお願い致します。




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最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

ちなみに、タイトルのハッシンは、発振現象の発振・メルマガの発進/発信とかけあわせてみました。



今後も月1回のメルマガで情報を発信させて頂ければと思います。

次号は2016/05/25 発行予定です。



皆様引き続きよろしくお願い致します。



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文部科学省新学術領域研究(H27-31)

「非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解」

Mail Magazine Vol.1 2016/04/25 発行(毎月25日発行)

発行・編集人:小林勝哉(広報・アウトリーチ委員会)・小野健太郎(総括班事務局)

京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター内

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54

*本誌に関するご意見・お問い合わせは oscillology[at]nips.ac.jp までお寄せ下さい。

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