A01班とB02班による共同研究に向けてのセミナーが開催されました。

2016年6月10日に、B02班の北野によるA01班との共同研究に向けてのセミナーが開催されました。

A01班の秋田と福田らは2015年の論文(Sci Rep 5:15199, 2015)において、てんかん性脳症患者の全エクソーム解析により見出された電位依存性カリウムチャンネルKv2.1変異体が、大脳皮質錐体神経細胞の連続発火活動を抑制する方向に働くことを発見しました。

両班は、その変異体によるてんかん誘発機序を明らかにするため、神経回路モデル上でてんかん様同期的振動的発火現象を再現することを目指す共同研究を進めていますが、その一環として北野により提案された数理解析の手法についての解説がセミナー形式で行われました。

セミナーには班員および大学院生約20名が出席し、手法の利点や限界点についての指摘など種々の活発な議論が行われました。